4. 雑用の仕事と隣のヒヨコ ページ4
私の代わりはいくらでも…
…は?
A 「ちょっと待って」
LH 「?」
私は、歩き始めた部長を止めた
A 「部長。勘違いをなされているようですので、私が教えて差し上げます」
LH 「え、何キャラ?」
A 「部長、雑用の仕事をなめてはいけませんよ」
LH 「別になめてないけど」
A 「なめてますよぉー。雑用の仕事は誰もが1度は経験するもの。だ・け・ど、私は雑用の仕事歴が長いので、人一倍丁寧なんです。雑用だろうと与えられた仕事にはきちんと取り組んでいます」
A 「私の他に、こんなにも雑用の仕事を丁寧にきちんとこなす人、いますか?私は!この役が務まるのは私しかいない!と、そう確信しています」
LH 「いや、雑用だから。どこに自信持ってんだよ…」
A 「やっぱり雑用をなめてる!」
LH 「はぁ…めんどくせ」
A 「それに!私は辞めない。簡単に負けたりしないから」
LH 「いや、もう負けてる」
A 「負けてない!!こっからの大どんでん返し、覚悟しときなさいよ!」
LH 「お前、何重人格だよ…」
そして、午後…
私はいつも通り、部長について行った
外回りが終わり、会社へ戻ってくると…
A 「部長、この書類にサインを」
LH 「あぁ。宣言通り、真面目に働いてるな」
A 「私はいつだって真剣です」
LH 「嘘つくなよ」
A 「ついてないし」
LH 「「ついてません」だろ。敬語を使え、敬語を」
A 「嫌だ」
LH 「おい」
仕事を終えて、帰宅すると
ガチャ
隣の家のドアが開き、出てきたのは…
? 「あ」
A 「お!セフナ!」
SE 「ヌナ、おかえりなさい」
最近隣に引っ越してきた、セフン
一見クールな感じに見えるんだけど、話してみるととにかく可愛くて、弟みたいで、私の今の癒し♡
A 「ただいま!今からバイト?」
SE 「いや、普通に買い物に…」
A 「そっか…じゃあ私も行く!」
SE 「え?」
A 「こんな遅い時間に可愛い弟を1人で外に出すわけにはいかないからね」
SE 「大丈夫ですよ、僕男ですから」
A 「女とか男とか関係ないよ!夜は危険がいっぱいだからね〜…お姉ちゃんも同行しまーす!!」
SE 「…また、弟扱い(ボソッ)」
A 「ん?」
SE 「いや、なんでも」
A 「そう…。じゃあ、ちょっと待ってて!着替えてくるから」
SE 「はい」
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作者名:NATZU | 作成日時:2020年12月8日 4時