30. 双子の片割れ ページ30
LH ｢上司を鼻で笑うな。あとニヤニヤするな｣
A ｢(*´ ˘ `*)ふふ。部長｣
LH ｢何だ？｣
A ｢これで、安心しましたか？｣
LH ｢…まだだな｣
A ｢え〜｣
LH ｢もう少し成長してもらわないと｣
A ｢そんなこと前言ってなかったのに〜！｣
LH ｢普通に考えてみろ。たったの一回で安心できるか！｣
A ｢できますよ！｣
LH ｢ベクならできたかもな｣
A ｢またそうやってベク出してくる！最低！！(๐•̆ ·̭ •̆๐)ﾑｽｯ｣
LH ｢笑。ほら、早く帰るぞ｣
それから私は、どんどんと経験を積んでいった
ある日…
仕事が終わり、家に帰ると
A ｢え、？｣
家の前に誰かがいた
A ｢え〜。こんな時間に、誰…？｣
私が中々自分の部屋の方に行けないでいると
SE ｢ヌナ？｣
声をかけられ、振り返るとセフンが
A ｢セフン！｣
SE ｢どうかしたんですか？｣
A ｢え？あ、うん。まぁ、ちょっとね…｣
SE ｢帰らないんですか？｣
A ｢あーいや、帰りたいんだけど…家の前に誰かいるみたいで｣
SE ｢？…あ、ほんとだ。こんな時間に一体何の用で？何か心当たりは？｣
A ｢ない。距離が遠いから誰なのかもよく分からないし｣
SE ｢確かに、顔が見えませんね。とりあえず、一緒に行きますか！｣
A ｢いいの？｣
SE ｢もちろん｣
A ｢ありがとう、セフナ｣
SE ｢ヌナは僕の後ろに隠れててください｣
A ｢うん｣
セフンが前を歩いてくれて、家の前までくると
SE ｢あの…誰ですか？｣
？ ｢え。あれ？ここって、キム・Aの家ですよね？｣
A ｢ん？｣
なんか聞き覚えのある声…
気になって、セフンの背中から顔をのぞかせると
A ｢え、ジェミン！？｣
JM ｢おっ！ヌナだ♡｣
SE ｢ヌナ？…知り合いですか？｣
A ｢あ、うん。えっと、私の実の弟！｣
SE ｢弟！？｣
急に現れて不審者かと思ったコイツは、キム・ジェミン。現役高校生で私の弟。双子の片方なんだけど…あれ？もう片方は？
A ｢ジェミナ、ジェノは？｣
JM ｢ジェノは来てないよ｣
A ｢ジェミンだけ？｣
JM ｢そう！｣
A ｢珍しい…｣
JM ｢ヌナこそ！彼氏できたなんて聞いてないよ！！｣
A ｢いや、彼氏じゃないから。てか、できても言わないから｣
JM ｢ひどっ！家族なのに｣
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作者名：NATZU | 作成日時：2020年12月8日 4時
