27. 彼女？ ページ27
YN ｢とにかく、意識しすぎないようにね｣
ユナの言葉に納得した私は
A ｢部長、今度の会議資料です。目を通しておいてください｣
LH ｢？…、分かった｣
気にしないように、部長と接した
今日は久しぶりに定時で帰ることにした
帰る支度をして、部署を出ようとすると
A・LH ｢おっ！｣
A ｢あ、すいません｣
LH ｢いや、こちらこそ｣
給湯室から出てきた部長とぶつかりそうになった
A ｢お疲れ様でした。お先、失礼します｣
LH ｢あ、もう帰るのか？｣
A ｢はい。今日は、予定があるので｣
LH ｢そうか…。じゃあな｣
A ｢はい｣
ガチャ バタン
A ｢ふぅ…｣
会社を出ると
A ｢よし！今日はパーっと飲むか！｣
家の近くのコンビニに寄ると
JK1 ｢え〜、LI〇E交換しましょうよ！｣
SE ｢いやー、それはちょっと。あ！いらっしゃいませ！って、ヌナ！？｣
JK1・JK2 ｢ヌナぁ？？｣
A ｢セフナ、また絡まれてるの？｣
SE ｢あ、えっと…｣
A ｢笑。今日は帰り早いでしょ？｣
SE ｢はい！ビックリしました｣
A ｢久しぶりにね、定時で帰ることにしたの｣
SE ｢そうだったんですか｣
JK1 ｢ちょっと待って、オバサン誰？｣
A ｢オバサン？｣
JK2 ｢そう、オバサン。あんたの事だよ｣
A ｢あー、私？私ね、この人の彼女｣
SE ｢！！｣
JK1・JK2 ｢！？｣
JK1 ｢は、はぁ？彼女？嘘つかないでよ！｣
A ｢嘘なんかついてない｣
JK1 ｢なら！彼女なのに、何で敬語なのよ！｣
A ｢付き合う前からそうだったから、今更変えるのも。って感じで変えてないだけ｣
JK2 ｢だったら！証拠はあるの？｣
A ｢証拠…、証拠ね…｣
証拠と言われ、スマホのアルバムを漁る
JK2 ｢ほら、ないんじゃない！｣
A ｢…じゃあ、これは？｣
そう言って、スマホの画面を向けた
JK1・JK2 ｢っ！｣
SE ｢ちょっ、それ！｣
A ｢寝顔なんて、恋人じゃないと撮らないよね？｣
私が見せたのは、前にこっそり撮ったセフンが横で寝ている写真
実際は、横では寝てないよ！泊まりにきた時に偶然撮れた写真
A ｢分かったなら、これ以上…私の彼氏、困らせないでくれる？｣
そう言うと、JK達は店から出ていった
A ｢ふぅ…バレなかったね！｣
SE ｢バレなかったね！じゃないですよ！｣
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作者名：NATZU | 作成日時：2020年12月8日 4時
