24. 鹿の同期 ページ24
A 「部長、確認とサインお願いします」
LH 「おう」
書類を印刷して、部長に渡すと
LH 「……」
ペラペラペラ タンッ タンタン
LH 「OK。これ、開発部の部長に渡してきてくれるか?」
A 「はい」
書類を持って、開発部へ
A 「キム・ミンソク部長!」
XM 「あ、Aさん!」
この人は開発部部長、キム・ミンソク。社内での人気が高く、部長(ルハン)の同期らしい
A 「ルハン部長から、こちらを渡すようにと」
XM 「あー、この間の会議のやつか…。了解、ありがとう!あ、そうだ。悪いんだけど、これルハンに渡しといてくれない?」
A 「?。分かりました、渡しておきます!」
XM 「本当に?ありがとう、助かる!( *´꒳`* )ニコッ」
A 「いえ。では、私はこれで失礼します(*´˘`*)♡」
営業部に戻り
LH 「……」
A 「(。´´ิ∀ ´ิ)ニヤニヤ…」
LH 「何だ、その気持ち悪い顔は」
A 「ハッ!ひ、人の顔を気持ち悪いだなんて、失礼な!」
LH 「ニヤニヤしてるお前が悪い」
A 「に、ニヤニヤ…」
LH 「ミンソクの奴、また1人虜にしたか(ボソッ)」
A 「ん?何か言いました?」
LH 「何も。で、その袋は?」
A 「あ。これ、部長に渡してくれってミンソク部長に頼まれて」
そう言って、持っていた袋を部長に渡した
LH 「?」
部長が中身を確認すると…
LH 「シャンパングラス?」
A 「わぁ〜、高そっ」
すると、中に入っていたメッセージカードに気がついた
LH 「誕生日おめでとう。って、いくつだと思ってんだよ」
A 「え!?部長、今日誕生日なんですか?」
LH 「まぁ、一応」
A 「言ってくださいよ!!」
LH 「何で?」
A 「プレゼント用意してきたのに…」
LH 「…いい。お前、変な物渡してきそうだし」
A 「変な物なんて渡しませんよ!」
LH 「信用ならない」
A 「ひどっ!あ、じゃあ何が欲しいですか?」
LH 「何が欲しい?って言われても、特にない」
A 「え〜。…じゃあ!」
週末…
A 「部長!お待たせしました」
LH 「何で貴重な休日に、お前に付き合わないといけないんだよ…」
A 「ハイハイ、文句言わない。今日は部長の誕プレを買いに行くんですから!ついてきてください!」
LH 「いや、どこ行くんだよ」
A 「秘密です!」
46人がお気に入り
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:NATZU | 作成日時:2020年12月8日 4時