19. 犬とお出かけ ページ19
1人で出かけるのはいいけど、私を巻き込む時があるからやめてほしい
だけど今日は、この前話してたお礼として出かけることになった
ピーンポーン
A 「はーい」
ガチャ
BK 「よっ!」
A 「よっ!じゃないでしょ。早いよ。まだ支度終わってない」
BK 「いいよ、上がって待ってるから」
そう言って、家の中に入ってきたベク
A 「人の家にズカズカと…」
BK 「いいだろ、親友なんだし!」
A 「親友って言えば、なんでも許されると思うなよ」
BK 「ハイハイ。あ、コーヒー用意してくれない?」
A 「は?自分でやって」
BK 「お客さんだぞ」
A 「親友なんでしょ?キッチンへの立ち入りを許可するから自分でやって」
BK 「( *¯ ³¯*)けちー」
A 「ケチじゃない!」
バンッ!!
リビングと繋がる部屋のスライド式のドアを勢いよく閉めた
A 「はぁ…」
急いで支度を済ませて、リビングに戻ると
BK 「お、準備できたか?」
A 「……」
テレビをつけて、ソファーでくつろぎながら、優雅にコーヒーを飲むベクの姿が
A 「私の家なんだけどな…(ボソッ)」
BK 「ん?なんか言ったか?」
A 「何も。できたよ、準備」
BK 「よし!じゃあ行くか!」
そう言って、電車にゆられながらやってきたのは
A 「カニの食べ放題?」
BK 「そう!ここ美味しいらしいぞ!早く行こうぜ!」
テンションが完全に上がっているベクは、凄い勢いで食べ始めた
自分も食べてみると、久しぶりに食べたカニはとても美味しかった
意外と食べてたみたいで、お腹いっぱいになった頃
A 「ふぅ…そろそろ行く?」
BK 「まだ!」
A 「ちょ、無理しないでよ?」
BK 「余裕!」
A 「嘘つけ」
既にかなりの量を食べてるはずなのに、まだ食べると言うベク
食べ過ぎも良くないんだけどな…
その後
BK 「ごちそうさまでした!!はぁ〜、お腹いっぱい」
ベクが食べ終えて少し休憩すると、電車に乗ったんだけど…
BK 「はぁ〜、気持ち悪い…」
A 「大丈夫?あんなに食べるからだよ」
BK 「だって…せっかくAと出かけられたし、沢山食べようかな?って」
A 「また他の誰か誘って来ればいいじゃん」
BK 「他じゃ意味ない!」
A 「何で?」
BK 「Aがいい」
そう言って、私の肩に頭を乗せたベク
A 「…何、甘えん坊Dayなの?」
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作者名:NATZU | 作成日時:2020年12月8日 4時