2. 鹿上司との出会い ページ2
BK ｢本当だって！笑｣
A ｢信じられない｣
BK ｢Aが思ってるほど嫌な人じゃないぞ、ルハン部長は｣
A ｢ベクは知らないだけだもん！｣
BK ｢なんでそんなに嫌ってんのかなー(ﾎﾞｿｯ)｣
私がこんなにもルハン部長を嫌ってるのには理由がある
それは…
就職が決まり配属先も分かって、ドキドキで向かえた入社初日
こういう日に限って寝坊をしてしまう私は全力疾走で会社に向かっていた
横断歩道を渡ろうとしたその時、クラクションの大きな音が鳴り響く
A ｢え？｣
振り返ると、 ｷｷｨｨｨｨｨー
目の前で、車が勢いよく止まった
咄嗟に閉じた目をゆっくり開けると…
見るからに高級車、そして
ﾊﾞﾝｯ
その高級車から降りてきたのは
A ｢！！｣
可愛らしい顔をした、、、イケメン
絵本の中から飛び出してきた王子様みたいで、すごいオーラを放ってる…
ってこんなことしてる場合じゃない！！
A ｢あ、あ、ごめんなさい！！急いでるので失礼します！！｣
？ ｢は？いや、ちょっと！｣
その人の呼びかけにも答えず、私は急いで会社までダッシュした
会社に着くと、期待に胸を膨らませて、営業部の部署へ行った
A ｢ここが営業部…よし！｣
深呼吸をしてから扉を開けると、社員達が忙しそうに働いていた
A ｢あ、あの…女 ｢ちょっと、ごめんなさい｣
A ｢え？あ、えっと…男 ｢おぉ、そこ邪魔｣
A ｢す、すいません！｣
？ ｢あ、キム・Aさん？｣
遠くからそう声をかけてきたのは…
A ｢え！？｣
LH ｢あ、さっきはどうも。新しいお仲間さん｣
これが、私とルハンさんの出会い
それからというもの…
LH ｢キム・A｣
A ｢はい｣
LH ｢書類ミス、やり直しだ｣
A ｢え？でも、ここ…｣
LH ｢なんか文句あんのか？｣
A ｢別にぃー｣
LH ｢キム・A！｣
A ｢…はい｣
LH ｢日誌に落書きをするな！｣
A ｢落書き？｣
LH ｢これ｣
A ｢は？失礼な！落書きじゃなくて、メモですぅ〜｣
LH ｢書き直せ｣
A ｢やだ｣
LH ｢ヤダじゃない！｣
LH ｢はぁ…。ヤー、キム・A！！｣
A ｢……はい｣
LH ｢何度言わせれば分かる？発注ミス、今月で何回目だ？｣
A ｢1回 LH ｢あ？｣ 3回目です｣
LH ｢お前は新人か？｣
A ｢はい｣
LH ｢あ？｣
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作者名：NATZU | 作成日時：2020年12月8日 4時
