103. イヤだ… ページ3
よくある言い伝えみたいなもので
そんな単純な方法で好きな人と一緒になれれば、誰も苦労なんてしないっつーの
とか思って、私は全く信じてないんだけど…
昔、この体育祭ではちまきを交換したカップルが実際に結婚したとか
片思いを続けてた女の子が勇気を出して好きな男の子とはちまきを交換したら、その人と付き合うことになったとか
そういう伝説？的な話が出てくると、意外と信じる人も多いみたいで…
MN ｢あ〜あ、私もベクと同じ学校だったら絶対はちまき交換してたのに〜！！したかったなー…｣
信じてる人が、ここにも1人
A ｢でもさ、そんな簡単に結ばれるものかな？｣
MN ｢結ばれるよ！このはちまきが2人を結ぶ赤い糸になるの！それに、全然簡単なんかじゃない。好きな人に話しかけるのは勇気がいるでしょ？｣
A ｢まぁ、それはね…｣
MN ｢ある意味、1つの壁。だけど、頑張って勇気を出して話しかけて、壁を乗り越えた先に、必ず幸せが待ってる！｣
A ｢なるほどね…｣
MN ｢だから、好きな人と結ばれるっていうのは、頑張った末にもらえる神様からのご褒美なんじゃないかな？｣
A ｢神様からのご褒美…｣
MN ｢Aはいいな…｣
A ｢どうして？｣
MN ｢はちまきを交換したい相手が、同じ学校で｣
A ｢！？…ミナ、気づいてたの？｣
MN ｢先から、ずっとパク・チャニョルの席ばっかり気にしてるからね｣
A ｢！！｣
MN ｢まぁ、あんまり機嫌は良くないみたいだけど？笑｣
A ｢っ！…｣
MN ｢あ、そろそろ出番だ！もう行かないと！…あ、そうだ。A｣
A ｢ん？｣
MN ｢みんな、Aの味方だからね｣
A ｢！！…ありがとう、ミナ。ﾆｺｯ｣
MN ｢ﾆｺｯ じゃあ行ってくるね！｣
A ｢うん、ファイティン！！｣
ミナのおかげで、気持ちが少し楽になった気がする
お昼になり、休憩の時間になった
トイレに行くと…
A ｢あ…｣
CY ｢あ、Aさん｣
ニョル君にばったり会ってしまう
今日の私は、ついてないみたい
目の前を通り過ぎようとすると、
ガシッ
CY ｢待って！｣
手を掴まれた
思わず、ニョル君の手を見つめた
この手はさっき、あの女の子が握った手…
ｻｯ
ガチャ バタン
ニョルくんの手を振り払い、女子トイレの中へと逃げ込んだ
A ｢はぁ…｣
初めて、ニョル君に触られてイヤだと思ってしまった
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NATZU(プロフ) - りんさん» お久しぶりです！クリスマス特別編、読んでいただきありがとうございます！正直、久しぶりに書いたので、登場人物の特徴を前と同じように書けてるか不安だったのですが、コメントを頂いて安心しました！ありがとうございます！ (2020年12月27日 20時) (
レス) id: 07ed262c9a (このIDを非表示/違反報告)
りん(プロフ) - ニョルくんとヒロインちゃん少しずつステップアップですねなんか良き良き (2020年12月27日 19時) (レス) id: 1dd6c0734d (このIDを非表示/違反報告)
NATZU(プロフ) - ひめさん» 最後まで読んでいただきありがとうございました！！番外編は考えているものがあるので、書くことになった時には、また見ていただけると嬉しいです！こちらこそ、沢山コメント頂いてありがとうございました！！ (2020年12月2日 12時) (レス) id: 07ed262c9a (このIDを非表示/違反報告)
ひめ(プロフ) - ついにお話完結したんですね（ ; ; ）最後は二人ともお互いがとても好きなこと確かめられましたね！また番外編などあれば嬉しいです……素敵な作品をありがとうございました！！ (2020年11月30日 20時) (レス) id: 9491740ad7 (このIDを非表示/違反報告)
NATZU(プロフ) - ひめさん» 久しぶりの更新になってしまって申し訳ないです！m(｡>__<｡)m毎日開いて待って頂いてたなんて光栄です、ありがとうございます！(*´ω｀*)ﾉ (2020年11月1日 17時) (レス) id: 07ed262c9a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：NATZU | 作成日時：2020年9月27日 15時
