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少し離れたところで同じように濡れてしまった子供が大声で泣いていた
親 ｢大丈夫よ！後で新しいお洋服買いに行こ！カッコイイの沢山あるよ！｣
子供 ｢いやぁー！！これがいいー！！(´இ□இ｀｡)°｣
子供が泣き止まずお母さんが困っていると
グク ｢これ、使え｣
親 ｢え？｣
社長が自分のタオルを子供に渡した
グク ｢男ならこれぐらいで泣くな、もっと強くなれ。それにかっこいい男ならどんな服だって似合う。母ちゃん困らせたらかっこいい男にはなれないぞ｣
そう言い、子供の頭を撫でた
子供 ｢ぼく、つよくなる！｣
グク ｢おう！｣
親 ｢ありがとうございます｣
グク ｢いえ｣
親:その男性のおかげでとてもスカッとしました
プシュー
内村 ｢全員スカッと！｣
なーんちゃって、スカッと〇ャパンみたいだったからつい
グク ｢行くぞA、ナムも｣
A ｢はい！｣
ナム ｢あ、坊ちゃん！風邪を引いてしまいます！代わりのタオルを！｣
グク ｢坊ちゃんって言うな！｣
A ｢坊ちゃん！｣
グク ｢お前は秘書だろ！｣
そのあとは、社長が風邪をひいてはいけないので家に帰ることに、だから私も車には乗らずタクシーで家に帰ろうとすると
グク ｢おい！乗らねーのか？｣
A ｢え？｣
グク ｢え？じゃねーよ。お前のせいで濡れたんだし、最後までちゃんと面倒みろよ｣
A ｢面倒って｣
グク ｢いいから乗れ！｣
A ｢はい｣
ーー車内ーー
A ｢寒くないですか？｣
グク ｢大丈夫だ…でも、手｣
A ｢え？｣
グク ｢ちょっと寒いから、手｣
A ｢あ、はい｣
そうしてさっきみたいに手を繋いだ
A ｢あ、そう言えばナムさんって長期の出張じゃなかったんですか？｣
グク ｢あ、｣
ナム ｢あ、坊ちゃん、話しても…｣
グク ｢あぁ｣
ナム ｢実は長期の出張というのは嘘で｣
A ｢嘘？｣
ナム ｢はい、私の家は代々続く執事一家で昔からずっとチョン家に仕えてきました。そして私はジョングク様の専属執事をさせて頂いてます。ですからジョングク様が社長になられた時も秘書は雇わず私が務めて参りました｣
A ｢なるほど｣
ナム ｢本業は執事なのですが、会社の秘書も務めながら私は趣味であるラップをコソコソと練習していました｣
A ｢あぁ！ラップモンスター！｣
ナム ｢はい、テヒョン様にそう名付けて頂きました｣
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作者名：NATZU | 作成日時：2019年6月28日 23時
