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土曜日

今日は社長に“お礼”をしなければいけない。めんどくさいなーと思いつつも待ち合わせ場所の駅前広場に着いてしまった。(駅前とか意外)しばらく社長を待っていると

プルルル、プルルル

A 「はい、もしもし」


グク 「遅い!お前どこにいる?」


A 「え?待ち合わせ場所にいますよ、駅前広場ですよね?」


グク 「そうだけど、お前の姿見えねー」


A 「えー、社長が間違ってるとか?笑」


グク 「俺に限ってありえない!」


A 「そう言ってる人ほどあったりしますよ」


グク 「いや、俺は絶対ない」


A 「どーかな?…あ、もしかして」


グク 「なんだ?」


A 「社長、何口の駅前広場ですか?」


グク 「北だけど」


A 「やっぱり!私、南口で反対側にいます!」


グク 「は?なんでそっちにいんだよ!」


A 「何でって、南口の方が人が多いからです!北口は人通り少ないし」


グク 「確かに人は少ないけど…バスとかあるぞ!」


A 「こっちだってあります!」


グク 「もうめんどくせーな!分かったよ!そっち行けばいいんだろ!ちょっと待ってろ!」


A 「え、あっ、ちょっと社長!…切られた」


プルルル、プルルル

グク 「お前もっといい服なかったのかよ。まぁいいや。着いた、こっち来い!」


A 「いい服って、これいい服ですけど。てか、どこですか?」


グク 「目の前の黒い車」


A 「あー」

社長が車の窓を開け電話しながら私を見ていた

直ぐに車へ駆け寄った

A 「おはようございます」


グク 「気づくのが遅い」


A 「すいませんね」


グク 「イラッつーか、なんだその服。髪。」

今日はいつも通りG〇で来た

A 「これが普段の私ですが」


グク 「可愛くねー」


A 「このお出かけに可愛さ必要ですか?」


グク 「さぁな、でも外に出るんだからもっとオシャレしてこいよ」


A 「そりゃあデートとかだったらそうするけど社長の付き添いで行くだけなら別にこれでいいかなーって思って」


グク 「、、デートじゃねーの?」


A 「へ?」


グク 「俺はてっきりデートかと、、、って何言ってんだ俺!いや、あれだよ!あの、男と女が2人きりで出かけるのはデートっていうのかなー、的な?そういう、やつだよ。うん。」


A 「HAHAHA、そーですよね、なんか社長変な事言うからビックリしましたよ!」

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作者名:NATZU | 作成日時:2019年6月28日 23時

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