promise2『壱馬』 (ページ46)

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ｷｰﾝｺｰﾝｶｰﾝｺｰﾝ

休み時間のチャイムが鳴り響き、Aは涙を拭いて立ち上がり、職員室へ向かった

ｶﾞﾗｯ

｢失礼します、先生居ますか？｣

先生｢おぉ、川田どーした？｣

そう言って担任が奥から出てきた

｢すみません…ちょっと体調が悪いみたいで…早退させてください……。｣

先生｢ん、わかった、気をつけて帰れよ？｣

｢はい…すみません。｣

そう言ってAは教室へ鞄を取りに向かった

教室の中を見ると、優里と颯が2人で話していて、壱馬はクラスメイトの女子と話していた。

｢っ…。｣

Aは思い切って教室へ入った

優里｢あ！A！どこ居たの！？心配したんだよ？｣

颯｢マジでめっちゃ探したぞ。｣

｢2人ともごめん………今日はもう帰るね…。｣

優里｢え…？そうなの…？｣

｢うん…先生にはもう言ってきた……帰ったらまたLINEするね。｣

優里｢あ、うん…わかった…。｣

｢じゃあまたね……。ﾆｺｯ｣

そう言ってAは鞄を持って、隣に座っている壱馬を見ずに教室を出ていった

壱馬｢…………。｣

颯｢……A大丈夫かな…。｣

優里｢バカ…大丈夫なわけないでしょ……。｣

Aが帰った後、2人は小さな声でそんな会話をしていた

｢…………コンビニでなんか買って帰ろ…。｣

Aは帰り道、コンビニに寄ってから自宅へ帰った

ｶﾞﾁｬｯ

｢ただいま…。｣

ｶﾞﾁｬｯ

ﾊﾞﾀｯ

Aは自室へ行き、ベットにダイブした

｢…はぁ…。｣

ﾎﾟｷﾎﾟｷｯ

ベットに横になり、ぼーっとしていた時、携帯が鳴った

Aは携帯を開けてLINEを見た

優里家ついた?

Aうん、ついたよ…今日はごめんね。