promise2『壱馬』 (ページ33)

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promise2-32 ページ33

女1｢っ…うるさいっ！｣

後ろでペラペラと話す女達に怒鳴った

女2.3｢っ………。｣

女が怒鳴った瞬間、ペラペラと話していた女達が黙り込む

女1｢うるさいうるさいうるさいっ！どいつもこいつもウザイんだよ！お前も！壱馬くんに毎日付きまとって…邪魔だったんだよね…あんたも消えろっ！｣

そう言って女は手に握っていたハサミをAに向かって振り下ろした

颯｢っ！！｣

優里｢Aっ！！！｣

｢っ！｣

ﾊﾟｼｯ

女1｢っっ！？！？｣

壱馬｢Aに何しようとしてんだよコラ。｣

振り下ろそうとした手を壱馬が強く掴み、女を睨みながらそう言った

｢っ…壱馬……。｣

女1｢っっ！｣

壱馬｢こいつは俺の大切な女だ、舐めた真似してっと本気でお前ら潰すぞ。｣

女1｢っ………。｣

女2｢あ、待ってよ！｣

女は壱馬の手を振り払い、帰っていった。

壱馬｢A、大丈夫か？怪我してねぇか？｣

｢う、うん…大丈夫だよ。｣

壱馬｢ったく無茶しやがって…。｣

優里｢Aっ！｣

ｷﾞｭｯ

優里はAに駆け寄り、抱きしめた

｢うわっ！？！？｣

優里｢よかった……ほんと、怪我しなくてよかった…。｣

｢ふふっ、大丈夫だよー。ﾆｺｯ｣

優里｢もうっ！あんたって子はっ！！もーすっごく冷や汗かいたんだからね！｣

｢ごめんなさい…でも、優里が無事でよかった…。ﾆｺｯ｣

颯｢A、ありがとな…。｣

｢え？｣

颯｢俺の代わりにあの女、殴ってくれて……Aが殴ってくれてなかったら俺今頃退学だったわ…。笑｣

｢うん…そうなるかもって思ったら勝手に体が動いてた。笑｣

壱馬｢お前はもっと自分を大切にしろよ……俺久々にマジでキレそうになったし…。｣

｢ごめんね？助けてくれてありがとう壱馬。ﾆｺｯ｣