promise2『壱馬』 (ページ31)

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promise2-30 ページ31

壱馬｢それで…？｣

颯｢誰の仕業か探るために消音にして電話に出たんだけど…………内容が酷くてさ…。｣

｢なんて言ってきたの…？｣

颯｢……颯と早く別れねぇとお前を学校に居れなくさせてやる…って…。｣

｢っ…何それ……。｣

壱馬｢ひでぇな………。｣

颯｢その後もずっと電話かかってきてて………優里に言ったら、大丈夫だから気にしないで…しか言わねぇし…。｣

｢………っ！ね、ねぇ！その電話してきた人がうちの学校の子だったら…！｣

颯｢っ！！｣

壱馬｢颯、優里の奴もしかして…。｣

颯｢ちょっと俺探しに行ってくる！｣

壱馬｢俺も行くよ！｣

｢私も！｣

そう言って3人は教室を出て優里を探した

しかしどれだけ探し回っても優里は見つからず

｢はぁ…はぁ…優里…どこいったんだろ……。｣

颯｢はぁ…はぁ…っ…優里…。｣

壱馬｢…はぁ…はぁ…チッ…どこいんだよあいつ…。｣

｢……あっ！ねぇ！ゴミ捨て場は！？｣

壱馬｢ゴミ捨て場？さっき行ったろ？｣

｢違うよ！今使われてない方のゴミ捨て場！｣

颯｢っ！！｣

Aの言葉を聞いた瞬間、颯が走っていく

壱馬｢っ！？颯！！！｣

そしてAと壱馬も颯の後を追った

女1｢てめぇうぜぇんだよ！！！早く颯くんと別れろっつってんだろ！｣

ﾊﾞｼｯ！

女は優里の腹部を殴った

優里｢っっ……。｣

女2｢颯くんと幼馴染だからって調子こいてんじゃねぇよ！｣

ﾄﾞｶｯ!

女達は次々と優里の腹部や顔を叩いたり蹴ったりした

女1｢もぅいい……あんたなんかもう二度と颯くんに見せれない顔にしてあげる…。｣

そう言って女はポケットからハサミを取り出し、優里に見せる

優里｢っ………ふっ…ふふっ。｣

ハサミを見た優里はいきなり笑いだした

女1｢な、何笑ってんのよ！本当にやるわよ！｣