promise2『壱馬』 (ページ20)

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promise2-19 ページ20

ｺﾝｯｺﾝｯ

ｶﾞﾁｬｯ

壱馬｢A？入るぞ？｣

勉強をしていた時、扉がノックされて壱馬が顔を覗かせた

｢あ、壱馬…寝なくて大丈夫なの？しんどくない？｣

壱馬｢あぁ、Aのお陰ででだいぶマシになった。笑｣

｢そっか、良かった！あ、入っていいよ？ﾆｺｯ｣

壱馬｢失礼しまぁーす。笑｣

｢なにそれ。笑｣

壱馬｢いや、女の部屋に入るのって緊張すんだよ…ましてや俺初めてお前の部屋入ったし。笑｣

｢あ…そっか！確かに初めてだね。笑｣

壱馬｢あぁ。笑｣

｢喉乾いてない？笑｣

壱馬｢ん？あぁ…ちょっと。笑｣

｢ふふっ…じゃあお茶入れてくるね？ﾆｺｯ｣

壱馬｢悪ぃな…ありがとう。｣

そう言ってAは部屋から出ていく

壱馬｢…ん？何これ……。｣

壱馬は本棚の中にあった1冊の小説に手を伸ばした

壱馬｢…恋愛小説か……？｣

ｶﾞﾁｬｯ

｢壱馬ーお茶入れてきたよ…………って！それはダメっ！｣

Aは部屋に入り、グラスを置いて壱馬の持つ小説に手を伸ばした

ﾋｮｲｯ

壱馬｢へーAこんなのも読むんだなぁ。笑｣

壱馬はAに奪われないように小説を高く上にあげた

｢ち、違うからっ！/////｣

壱馬｢えーっと？俺の瞳には君しか写っていない…｣

壱馬は適当にページを開け、書いてあった文章を読み始めた

｢ちょ、ちょっとー！返してよぉ！/////｣

そう言ってAは飛び跳ねて壱馬から小説を奪った

壱馬｢ふっ…何これ…Aそーゆー男がタイプなわけ？笑｣

｢っ…そ、そうだって言ったらどうするの？/////｣

壱馬｢……ダメ…。｣

冗談半分で言ったAの言葉に壱馬が真剣な顔でそう言った

｢っ……/////｣

壱馬｢…A。｣

壱馬はAの頬に手を当てた

｢っ…！？/////｣

壱馬｢俺以外の男見んなよ。｣