promise2『壱馬』 (ページ16)

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promise2-15壱馬side ページ16

A｢ん…んん……壱馬…？｣

あ…やべっ！声でかすぎた……。

｢あ……悪ぃ…起こしちまったか？｣

A｢んーん…だいじょぶ……。｣

Aは眼を擦りながら布団から起き上がる

A｢あっ！熱は！？｣

突然思い出したかのように布団から出て、俺の顔を覗き込みながらそう言った

｢ん？あぁ、なんかちょっとマシになった。笑｣

A｢感覚でしょ？まだわからないよ！ほら、熱計って？｣

そう言ってAは体温計を俺に渡した

｢はいはい。笑｣

俺は体温計を受け取り、脇に挟んだ

ﾋﾟﾋﾟﾋﾟｯ！ﾋﾟﾋﾟﾋﾟｯ！

しばらくすると体温計が鳴った

脇から体温計を取り出して、熱があるか見る

｢…ほら、もう熱ねぇよ。笑｣

そう言って俺はAに体温計を見せた

A｢36.5.……下がってよかったぁ…。｣

体温計を見てAはホッとしたような顔をした

｢だから大丈夫だって言ったろ？笑｣

A｢うん…でもまだ完全に下がりきってないんだからゆっくりしてて！｣

｢そうするけど、腹減った。笑｣

A｢あ…じゃあ、お粥冷めちゃったから温め直してくるね？｣

｢悪ぃな…。｣

A｢ううん！｣

そう言ってAはお粥を持って部屋を出ていった

1人になった部屋で俺はAの寝顔を思い出した

｢あーマジやべぇ……寝顔は歯止め聞かねぇわ…。/////｣

あいつ…俺の事まだ幼馴染として見てねぇか…？

あんな落ち着いたような顔して寝られてっとマジで襲いたくなる…/////

はぁ………ダメだ…落ち着け俺………。

ｶﾞﾁｬｯ

A｢おまたせー！暑いから気をつけて食べてね？｣

そんな事を思っていた時、Aがお粥を持って帰ってきた

｢おぅ、サンキュ。笑｣

そう言って俺は温め直してくれたお粥を食べた

｢ん…お粥でも美味い。笑｣

A｢なにそれ。笑｣