promise『壱馬』 (ページ43)

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ｶﾞﾁｬｯ

母｢あら、今日は休みなのに早起きね。笑｣

｢今日は壱馬のお家に行くの。笑｣

母｢あらあら、泊まったりするなら連絡してね？笑｣

｢と、泊まらないよ！あ、でも…もしかしたら夜ご飯食べて帰るかも…。｣

母｢まぁ、その時は連絡してちょーだい？笑｣

｢わかった！｣

母｢何時に出るの？｣

｢壱馬が昼ぐらいには迎えに来てくれるみたい。｣

母｢あらそう……あ…でもAいいの？｣

｢ん？何が？｣

母｢デートなんでしょ？おしゃれして行かないの？笑｣

｢あ！そう言われたら…今日着ていく服決まってない！！どうしよお母さん……。｣

母｢じゃあ一緒に選んであげるから…ほら、2階上がるわよ！笑｣

｢ありがとうお母さんっ！｣

そう言って母とAは２階に上がり、Aの部屋のクローゼットを開けて、ファッションショーが始まった

｢よし！これに決めたっ！｣

母と2人で選んだ服を着て鏡の前に立ち、Aは自分の顔を見た

｢ねぇお母さん……。｣

母｢んー？｣

｢少しは化粧…した方がいいかな…？｣

母｢んーそうねぇ…薄いメイクなら良いんじゃない？ﾆｺｯ｣

｢だよね……頑張ってみよっかな…/////｣

母｢その前に…髪の毛をどうにかしないとね？ﾆｺｯ｣

｢あ…そう言われてみれば私…いつも髪の毛下ろしたまま…。笑｣

母｢よしっ！じゃあお母さんがやってあげるわ！ほらほら座って？ﾆｺｯ｣

｢え！？いいの…？ありがとうお母さん！ﾆｺｯ｣

Aは部屋にある2人がけのソファーに座った

母｢お母さんもね……初めてお父さんとデートする日、朝から張り切っちゃってよく髪の毛をおばあちゃんにしてもらってたの。笑｣

｢えっ！？そうなの！？笑｣

母｢そうよー？お父さんに可愛いって言ってもらいたくて必死だったわぁ…。笑｣

｢やっぱり女の人は皆そう思うんだね。笑｣

母｢そりゃそうよ。笑｣

｢私も……壱馬に可愛いって言って貰えるかな…？｣