promise『壱馬』 (ページ23)

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promise14 ページ23

壱馬に手を引かれて着いた場所は、夕方話した公園

先に歩いてた壱馬が先にベンチに座り、Aも壱馬の隣に座る

壱馬｢もぅ泣くなって……可愛い顔が台無しになるぞ？笑｣

そう言って壱馬は自分の袖でAの涙を拭く

｢だって…………。｣

壱馬｢だって……なに？｣

｢…嫌われたと思ったから……。｣

壱馬｢なんで嫌われたと思ったわけ……？｣

｢……今まで……何かあったら絶対壱馬に話してきたのに…今日のは話せなかったから……。｣

壱馬｢……うん……確かにあれはショックだった…。｣

｢…ごめー｣

言い切る前に壱馬が口を開いた

壱馬｢ショックだったのは確かだけど、腹立ってお前1人置いて帰った俺が悪い。｣

｢っ…ちがっ！｣

壱馬｢いくら幼馴染でも、言えねぇ事の一つや二つあるだろ…？…それなのに俺、今まで何でも話してくれたから今回も話してくれるだろうなって…勝手に思い込んで…………だからお前が黙り込んだ時、すげぇ腹立った……｣

｢……壱馬…………。｣

壱馬｢俺が勝手にムキになってただけなんだよ………A…悪かった…。｣

｢ううんっ……私の方こそ、壱馬が心配してくれたのになにも言えなくてごめんね…？｣

壱馬｢いや……心配っつーか…。｣

そう言って壱馬は耳の後ろをポリポリと掻いた

｢……？？｣

壱馬｢……はぁ…………お前ってやっぱり鈍感だよな…わざとか？｣

｢えっ！？わざとって…！？｣

壱馬｢……心配とかじゃねぇんだよ…………。｣

｢え…？心配じゃない…………？？｣

壱馬｢…………わかんねぇならいい。笑｣

｢えっ！？ちょっと！気になるじゃんっ！！｣

壱馬｢……言って欲しい…？｣

｢……うん…気になる…。｣

Aがそう答えると壱馬はベンチから立ち上がってAの前にしゃがみこんだ