赤い羽根『HIGH&IOW』3 (ページ7)

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赤い羽根『HIGH&IOW』3 ページ7

ﾄﾞｶｯ!!!ﾊﾞｷｯｯｯ!!!

カズ「っるせぇんだよ、殺されてぇのかコラ……今俺は不機嫌なんだ…よっ!!!!!!」

ﾊﾞｷｯ!!!

カズ「……くそっ!!!!!!」

それからRascalsとSWORDの喧嘩は日が暮れるまで続いた

ﾊﾞｷｯｯｯ!!!

「ふぅ…」

周りを見渡してロッキーを探すと蘭丸が倒れているのが見えた

「……終わったかﾆﾔｯ」

Aはロッキーに近寄って行く

「ロッキー、おつかれﾆｺｯ」

ロッキー「…あぁ……ﾆﾔｯ」

「…ほら」

そう言ってAはロッキーに手を差し伸べる

ロッキー「…わりぃな…」

ロッキーはAの手を掴み立ち上がった

「もちろん私たちの分まで殴ってやったでしょうね？ﾆﾔｯ」

ロッキー「あぁﾆﾔｯ」

「なら私は満足ﾆﾔｯ」

ロッキー「…ふっ笑」

Aはロッキーを支えながら話す

すると、真っ黒のセダン車が数台走ってきた

リキ「なんだあれ」

ユウ「……」

カズ「っ……」

ロッキー「…??」

車が停車して黒いスーツを着た男達が沢山出てくる

善信「おーい」

その声にスーツを着た男が車のドアを開ける

車から出てきたのはアイスを片手に持った善信

善信「ガキが……一丁前に利権の取り合いなんかしやがって」

そう言いながら歩いてくる善信

村山「うわぁ……ボスキャラ登場じゃん…」

日向「九龍じゃねぇかおぃ…」

「っっ…」

スーツを着た男が倒れていた蘭丸を引きずりながら連れて来て善信の前に突き出す

蘭丸を見てしゃがみ込む善信

善信「この喧嘩の原因はお前か」

そう言って蘭丸の髪を掴み顔を上げる

善信「綺麗な顔してんなぁ？」

善信にそう言われた蘭丸は血だらけになった顔で善信に微笑みかける

善信は掴んだ髪を乱暴に離し、手に持っていたアイスを投げ捨てて倒れ込んでいる蘭丸を踏みつける

蘭丸「うﾞぁﾞぁﾞぁﾞぁﾞ!!!!!!」

苦しそうに叫ぶ蘭丸をお構い無しに何度も踏みつける善信

「っっ…!!!」

善信「なぁ、人様に迷惑かけるな…聞いてんのかおぃ…おめぇらのせいでなぁ、まとまるもんもまとまんねぇんだよっ!!!!!!」

それを見て逃げていくダウト

蘭丸を踏みつけるのが徐々に強くなっていく

コブラ「っやめろぉぉぉ!!!!!!」

コブラが声を荒らげて叫ぶと善信の足が止まりコブラを見る