赤い羽根『HIGH&IOW』3 ページ43
右京の心配そうな顔を見るとついポロッと喋っちゃった……
右京「……そっか……わ、わりぃ…なんかびっくりしすぎて言葉出てこねぇけど……Aおめでとうﾆｺｯ」
「ありがとうﾆｺｯ」
右京「日向なら産めっつぅと思うぞﾆｺｯ」
「…それならいいんだけど……」
右京「大丈夫だﾆｺｯ」
「…ぅん…ﾆｺｯ」
そう言って私達はいつものように広間に集まり、楽しく過ごした
結局皆に言えないまま一瞬間が経った
妊娠が発覚してから私は酒やタバコの匂いを避けるようになり、もちろんつわりがひどい為ご飯もあまり食べれていなかった
リキ「A最近痩せたんじゃない？」
カズ「ちゃんと飯食ってねぇからだろ、もっと食え」
ユウ「いつも眉間にしわ寄せて飯と格闘してんのはなんなんだ？」
右京「………」
「………」
左京「A？」
加藤「なんかあったのか？」
「………」
日向「おぃ、どした」
「………皆に言わなくちゃ行けない事があるんだけど……」
加藤「んな改まってどしたんだよ笑」
左京「ガキでも出来たかー？ﾆﾔｯﾆﾔｯ」
「っっ……」
リキ「ぇ……」
ユウ「マジ…か……」
カズ「…A…そうなのか…？」
「………前に突然吐き気がして…まさかと思って産婦人科行ったら…………妊娠4週間…だった……」
日向「………」
加藤「…つ、つっー事は……」
左京「…日向が……」
リキ「…親父………？」
ユウ「だから酒もタバコも避けてたわけか…」
カズ「…納得だわ…」
「報告、遅くなってごめん………なかなか言い出せなくて…」
加藤「んな事気にすんなよ!!!なぁ!!!日向!!!」
日向「…………」
カズ「……」
ユウ「……」
リキ「……」
加藤「……ぇ？」
左京「加藤、ちっと黙れ」
「…………紀久…私、どうしたらいいのかな…産んでいいのかな…？」
その言葉に日向は頭を下げ、しばらくすると顔を上げた
日向「…てめぇが嫌っつっても産ませるに決まってんだろﾆﾔｯ」
「っっ……ありがとっ…」
Aは泣いた
加藤「っっしゃぁぁぁあ!!!!!!笑」
左京「これで家族が1人増えるなﾆｺｯ」
右京「A、よかったなﾆｺｯ」
カズ「はぁ…本格的に日向のもんになっちまった…笑」
リキ「もぅ籍入れた時点でカズに勝ち目はねぇよ笑」
ユウ「だな笑」
赤い羽根『HIGH&IOW』3→←赤い羽根『HIGH&IOW』3
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 86人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：龍 | 作成日時：2018年10月5日 22時
