赤い羽根『HIGH&IOW』3 ページ15
二階堂「やめておけ、あいつはもぅ終わった」
「あ……？」
二階堂にそう言われて再びスモーキーの方を見ると倒れていた
「スモーキーっっ!!!!!!」
Aはスモーキーの傍に駆け寄る
キリンジ「あぁ？なんだこの女」
「……えろ……」
キリンジ「あぁ？」
「今すぐ消えろっつってんだよっっ!!!!!!!!!!!!」
キリンジ「あぁ！？てめぇ調子のってんじゃ…!!!!!!」
キリンジが言い終わる前に二階堂が口を開く
二階堂「やめろキリンジ、その女は善信のお気に入りだ…手を出したらタダじゃすまねぇぞ」
キリンジ「っ!?!?」
二階堂「俺達の目的は達成した…帰るぞ」
そう言って二階堂達は帰って行った
「スモーキー…目ぇ覚ませよ…!!!!!!」
Aはスモーキーを抱きながら涙を流す
カズ「っっ……」
リキ「……っ」
ユウ「………」
「なんでっ……なんでだよ…どうして……っっ…」
ララ「…お兄ちゃん…？」
ユウ「っっ…」
ララ「お兄ちゃん!!!!!!」
そう言ってララはAの隣に座り込む
ララ「どうして…どうしてよ!!!!!!」
リキ「っっ………」
ピー「スモーキー…？おぃ!!!スモーキー!!!!!!」
タケシ「っ…スモーキー…」
スモーキーの周りにRUDEの皆が集まる
「っっ……ごめ…ん…私が居ながら……スモーキーを……っっ…止められなかったっ……っ」
カズ「…A…」
その時、琥珀達と一緒に来たコブラと雅貴達がスモーキーと泣いているAを見て黙り込む
タケシ「Aのせいじゃねぇ…Aは止めてくれたはずだ……」
カズ「Aは二階堂達の前に立ってちゃんと戦っただろ…」
「…っっ…でもっ…止められなかった……」
そう言いながら涙を流し続けるA
タケシ「………A…」
ｷﾞｭｯ
タケシはスモーキーからAを剥がし抱きしめた
「っっ…ごめん…なさいっ…ごめ…んなさいっ…私のせいで…っっ!!!」
タケシ「もぅ謝るなっ…これはスモーキーが選んだ道だ…Aのせいじゃねぇ……」
タケシの胸で泣き続けるA
カズ「っ…………」
それから私達はスモーキーのお墓をその場所に作った
雅貴「おぃ、本当にここでいいのかよ…もうすぐ爆破されんだぞ」
広斗「…きっとここがいいんだ…あいつにとっては…ここが天国だ」
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作者名：龍 | 作成日時：2018年10月5日 22時
