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工場 ページ28

やっとついた
荒い息を整えて、目の前の建物を見る



そこは使われなくなっていた工場で

いかにも不良の溜まり場になりそうな場所だった






急いで中に入ると、そこには









半分くらいの人が倒れていた



奥に、見慣れた人影が2人




「カラ松!トド松!」



2人を呼ぶと、来てくれたのー!?とトド松が目をキラキラさせている



周りから迫り来る人の急所を完璧に突いてこっちにくるトド松はもうなんか、悪魔だ



「ちょーど、飽きてきたところなんだ!」


もっと仲間呼ぶらしいよ??と小声でみんなに言うと、4人の目が変わった





まさに獣の目




いや、正確に言うと私も少しワクワクしてる

でも、正体がばれてしまえば今までの努力は台無し



きっとひかれて今までの暮らし、6人と住むのができなくなるかもしれない




「あれ?Aちゃんもいるの?こんなところに連れてきて大丈夫なの?」


「あ、私は大丈夫だよ!!」


そういうとふーん、と言って

じゃあ、僕のかっこいいとこよーく見てて!



と言って行ってしまった





他の4人もうずうずしている


「みんな、行ってきていいよ??」


1人で大丈夫だからと笑って私が言うと、


「じゃあ俺がAを守るから、他の奴らはあいつらの援護してこい」

とおそ松さんは言った






その命令を聞くと、それぞれに返事をし

あっというまに喧嘩の渦へと入っていった




やっぱり、リーダーであって、長男なんだなぁ、と思う









てゆうか...


「守るって...
私がひとりで大丈夫って言った意味おそ松なら分かるでしょ?」


半笑できくと、


「ま、それもそうだな」


といって笑った








とか言いながらも、私に敵がおそってきたらかたっぱしから殴りにかかってくれる


「ありゃりゃー、Aちゃんこの人たちからモテるね??」


といって小馬鹿にしてくる

もちろん手は止めていない









少し気になってみんなの様子を見てみるとーー








え?






そこで見た光景は、



チョロ松の頭めがけて大きなオノをふりかざそうとしている不良の姿だった



危ない、と叫ぶ前に体はとっさに動いていて。


気づけばチョロ松のすぐそばまでいって


そのオノを蹴飛ばしていた









あまりの蹴りの強さに、オノごと不良が吹き飛ぶ




大きな物音に、その場にいた全員がこっちを向く









やっちゃった、と思った頃にはもう遅い







あーあ、と1人呟くおそ松だった

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設定タグ:おそ松さん , 高校生 , 喧嘩松   
作品ジャンル:アニメ
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ゆいらん(プロフ) - あみかさん» ご指摘ありがとうございます(*^^*)全然気づきませんでした!次からは気をつけます>_< (2016年4月23日 18時) (レス) id: f45b29f33a (このIDを非表示/違反報告)
あみか(プロフ) - 時間違えてるところがあります。ページ21で「やきうはできないよ、おそ松兄さん」ってなってました。「やきうはできないよ十四松兄さん」の間違えだと思います。 (2016年4月19日 1時) (レス) id: 82a13f5944 (このIDを非表示/違反報告)
ミス来 - 俺も不良になりてぇ(こうみえても女だからな!) (2016年2月17日 21時) (レス) id: 9511d09465 (このIDを非表示/違反報告)
ゆいらん(プロフ) - 黒松さん» こんばんは!お久しぶりです!遅くなりましたが、リクエスト書かせていただきました☆続編の方なのですが、見ていただけると幸いです!ありがとうございました(*^^*) (2016年2月5日 19時) (レス) id: 00b9ddd1a2 (このIDを非表示/違反報告)
博麗神社の巫女さん - 砂で作ったヒジリサワショウノスケ……それを叩いてとっつぁーんww 面白かったです (2016年1月20日 16時) (レス) id: 964f89e669 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ゆいらん | 作成日時:2016年1月1日 2時

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