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冬哉side
「海都さん、この人形なに？」
「え？あの真白くんっていう子が持ってきてくれたんだよ。」
真白が人形？
……嬉しいな。
「冬哉くんにあげるって。」
「へぇー。」
その人形はペンギンで優しそうに見えた。
いかにも真白が選びそうな人形だ。
「それじゃ、行こうか。」
海都さんと歩いて出入り口についた。
「あ、連絡先ください。」
「突然だね。いいけど。」
海都さんと連絡先を交換した。
「ありがとうございます。それじゃ、また。」
「はいはい。学校とか、頑張ってね。」
俺は頷いて歩き出した。
あ、そうだ。
今は……昼か。
学校に顔出そう。
俺は歩いて学校に向かった。
後で海都さんに海くんが退院する日教えてもらおう。
ゆっくり歩いて学校に到着。
職員室に向かった。
「失礼します。」
職員室に入った途端、視線がこっちに向く。
「雨宮？もう退院したのか？」
「はい。明日の体育祭は記録係なのでそれと応援に参加します。競技はお勧めしないと言われたので。」
海田先生にそう伝えた。
これ、許されるのか？
「わかった。今、係がある生徒は係ごとで集まってるから。記録係は生徒会室の隣の空き教室にいるから行けそうだったら行きなさい。」
「はい、わかりました。ありがとうございます、海田先生。失礼しました。」
俺は職員室を出た。
生徒会室横の空き教室か。
俺は歩いて生徒会室横の空き教室に向かった。
学校全体が体育祭仕様になっている。
明日は盛り上がるな。
そして生徒会室横の空き教室についた。
「春馬、彩乃、乃杏くん、夏樹、真白。」
俺は空き教室の中に入った。
五人の視線がこっちに向く。
「……退院、したの？」
「一言目がそれか。そうだよ。」
彩乃が聞いてきたが、一言目がそれって……。
「おかえり。」
「ただいま。」
春馬はなんか寂しくねぇか？
「待ってましたよ、雨宮先輩。」
「ありがとう、乃杏くん。」
乃杏くんが笑顔で言ったけど、待ってくれる人いたのか。
「冬哉、明日頑張ろうな。」
「はいはい。頑張るよ、夏樹。」
それ以前になにもなしにそれかよ。
「冬哉くんが退院できてよかった……。」
「ありがと。それと……人形ありがと、真白。」
真白は俺の言葉を聞いて笑った。
俺にも待ってくれる人はたくさんいるんだな。
俺は……幸せ者だなぁ。
さて、明日の体育祭も頑張るか。
「誰か説明して。」
「了解しました。僕がします。」
いつも通りの生活に戻れるかな。
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夏夜桜 - 夢華さん» 面白いんですか？ありがとうございます！更新頑張ります。 (2019年1月9日 22時) (
レス) id: dbd4689f32 (このIDを非表示/違反報告)
夢華 - とっても面白いですね！更新楽しみにしてます！がんばって下さい！ (2019年1月9日 18時) (レス) id: ceff9b5b24 (このIDを非表示/違反報告)
夏夜桜 - 更新頑張りますね！何かあったらコメント欄に行かせてもらいます。設定ありがとうございました。 (2019年1月8日 21時) (レス) id: dbd4689f32 (このIDを非表示/違反報告)
大手裏剣(プロフ) - 購入ありがとうございました。応援しています！更新頑張って下さい。なにがあればご連絡下さい。 (2019年1月8日 21時) (レス) id: 930f4adcc1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：夏夜桜 | 作成日時：2019年1月8日 20時
