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冬哉side

気がつくと病院にいた。

体を起こしてみると椅子に春馬と真白が座っていた。

「あ……春馬、真白。」

「冬哉、あとでいいから教えてくれ。」

教える……あのことか。

「了解。」

「冬哉くん……いつか僕達にも教えてね。」

僕達……萊都達もか。

「いいよ。」

俺は寝転んだ。

「春馬か真白、どっちでもいいからどれくらい経ってんのか教えて?」

「あの日から丸二日くらい。」

「冬哉くんがいなくなってから一、二週間くらいかな。」

そんなに経ってんだ……。

そういえば、海くんのこと気になる。

「海くん、海くんはどうなった?」

「海?……あぁ、あいつか。俺らが冬哉を運び出した後、両親になにか言われたのかされたのかして今は寝てる。」

なら、よかった。

「あの子ね、寝る前に言ってたよ。『冬哉さんに謝りたい』、って。」

謝りたい?

「詳しくは本人から聞いた方がいいと思うんだけどね。『ああでもしないと自分が壊れそうだったんだ』、って言ってたよ。泣いてたし、ずっと『ごめんなさいごめんなさい』、って言ってて疲れたのか寝ちゃった。」

……海くんが起きたら聞いてみよう。

引き戸が開いてみんなが入ってきた。

萊都、時雨、歩、闇、夏樹、宙、雅、滝亜、乃杏くん、蓮杜くん、藍季くん、蓮夜にぃ。

「うわ、滅茶苦茶ぎゅうぎゅうじゃん。何人かずつでよかったんじゃ……。」

「いいの。」

歩に抱きつかれた。

「よかったぁ……。」

「はいはい、ありがと。」

俺は歩の頭を撫でた。

「あ、俺も撫でて!」

「俺も俺も!」

「便乗して俺もー。」

「なら俺もー。」

「え、なら僕も。」

「俺もしてー。」

「僕も便乗して。いいかな?」

「俺も便乗する!」

「あ、先輩方みなさんするなら僕もお願いします。」

「……なら僕も便乗させてもらうね。」

萊都、時雨、夏樹、雅、宙、滝亜、蓮杜、藍季、乃杏くん、闇が順番に言った。

「はいはい、順番。」

順番に撫でた。

「これでいい?」

「ありがとう!」

俺は笑った。

海くんのこと、気になるなぁ。

みんなが帰ったら行ってみようかな。

「あ、冬哉。あとで先生が来るって。」

「わかった。」

先生ってどの先生だろう。

ま、いいか。

「用事入った!時雨と歩と闇も。またな!」

「え、俺らも?わかった。またな!」

「俺もなの?了解ー。またなー。」

「……あ、僕もなんや。またね、冬哉くん。」

四人は帰って行った。

次はいつだろう。

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夏夜桜 - 夢華さん» 面白いんですか?ありがとうございます!更新頑張ります。 (2019年1月9日 22時) (レス) id: dbd4689f32 (このIDを非表示/違反報告)
夢華 - とっても面白いですね!更新楽しみにしてます!がんばって下さい! (2019年1月9日 18時) (レス) id: ceff9b5b24 (このIDを非表示/違反報告)
夏夜桜 - 更新頑張りますね!何かあったらコメント欄に行かせてもらいます。設定ありがとうございました。 (2019年1月8日 21時) (レス) id: dbd4689f32 (このIDを非表示/違反報告)
大手裏剣(プロフ) - 購入ありがとうございました。応援しています!更新頑張って下さい。なにがあればご連絡下さい。 (2019年1月8日 21時) (レス) id: 930f4adcc1 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:夏夜桜 | 作成日時:2019年1月8日 20時

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