27 ページ28
冬哉side
あのあと美杏に教えたり、イベントの準備とかで忙しかったけど楽しい日々になった。
ちなみに美杏はギリギリ90点で合格、補習は免れた。
今日、土曜日は彩乃と出かける予定になっている。
まぁ、デートだな。
生徒会の仕事は昨日全部終わらせたし、それ以外のすることも終わったから。
「冬哉くん、行こう？」
「あぁ、わかった。」
今日は近くにある遊園地に行く。
楽しみなのは……ブランコみたいなやつ。
でもあるかわかんないんだよなぁ……あることを願おう。
「冬哉くんさ、絶叫系行ける？」
「行ける。ジェットコースターとか？お化け屋敷は苦手だけど。」
彩乃はそれを聞いて笑った。
「ふふっ、意外だね。冬哉くんってお化けとか大丈夫だと思ってたけど、ギャップってやつかな？」
「さぁ？どうも苦手なんだよなぁ……。」
まず音が怖いし、追いかけられたりするの苦手。
あれが機械とか人間だってわかってても怖い。
いや、人間の方が怖いけど。
「着いたよ。」
「おぉー。」
フリーパスを買って中に入った。
パンフレットを受け取って場所を確認する。
……お、ブランコみたいなやつあった。
「ね、ここ行っていい？」
「いいよ！行こう行こう！」
彩乃に提案すると快く受け入れてくれた。
歩いて行くとそんなに並んでいなくてすぐに乗れた。
「それでは〇〇、スタートします。いってらっしゃい！」
そんなアナウンスで足が浮いた。
どんどん回って行って風が気持ちいい。
ちらっと隣をみると彩乃が笑っていた。
そのあと少しずつ弱くなっていき、足が着いた。
「ありがとうございました！完全に止まるまで安全バーを外さないでください。」
そのアナウンスのあと、完全に止まった。
安全バーを外し、外に出て彩乃を待った。
「彩乃、ありがと。」
「全然。でも冬哉くんがこういうの好きだったのは意外。」
なんか……こういうのはいいんだよな。
高所恐怖症の人は苦手かもしれないけど。
「彩乃、どこ行きたい？」
「ちょっとさ、メリーゴーランド行ってみない？」
メリーゴーランドか。
「いいよ。」
「それじゃあ、行こう！」
彩乃と歩き出して少しすると、見覚えのある奴がいた。
これはおそらく……。
「あ、冬哉と彩乃ちゃんだ！」
「え、どこどこ？あ、いた！」
「ほんとだ！おぉー。」
「……あ、冬哉くんと彩乃さん。」
あの四人組だ。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 66人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「男主」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
夏夜桜 - 夢華さん» 面白いんですか？ありがとうございます！更新頑張ります。 (2019年1月9日 22時) (
レス) id: dbd4689f32 (このIDを非表示/違反報告)
夢華 - とっても面白いですね！更新楽しみにしてます！がんばって下さい！ (2019年1月9日 18時) (レス) id: ceff9b5b24 (このIDを非表示/違反報告)
夏夜桜 - 更新頑張りますね！何かあったらコメント欄に行かせてもらいます。設定ありがとうございました。 (2019年1月8日 21時) (レス) id: dbd4689f32 (このIDを非表示/違反報告)
大手裏剣(プロフ) - 購入ありがとうございました。応援しています！更新頑張って下さい。なにがあればご連絡下さい。 (2019年1月8日 21時) (レス) id: 930f4adcc1 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：夏夜桜 | 作成日時：2019年1月8日 20時
