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冬哉side
午後は振り返りみたいなのを書かされた。
まぁ、いつものことだが。
そのあと学校から出て、自宅に戻った。
それから私服に着替えて荷物を持って出かけた。
蓮杜場所は〇〇〜だよ。そこでスーツ着た背の高い男の人がいて朔弥って名乗ったら朔弥についてきてね。
冬哉了解。朔弥さんな。
蓮杜そうそう。朔弥って書いてさくやって読む。
冬哉うん。わかった。
その場所に行ってみると、スーツ姿の背の高い男の人が待っていた。
「えっと、朔弥さんですか？」
「はい。貴方が冬哉さんですね。」
朔弥さんがふわりと微笑んだ。
「それでは行きましょう。どうぞ、お乗りください。」
朔弥さんに言われて車に乗った。
すご……。
「すぐに着きます。」
「わかりました。」
冬哉朔弥さんに会えたよ。
蓮杜了解!待ってるね。
車に揺られ少しすると、お屋敷という名が相応しい館に着いた。
「どうぞ。」
「あ、ありがとうございます。」
朔弥さんに言われて車から降りた。
門を歩いてくぐり、扉の前まで歩いた。
朔弥さんがその扉を開けた。
中には蓮杜くんが立って待っていた。
「おかえり、朔弥。」
「ただいまです。それでは失礼します。」
朔弥さんはどこかへ行った。
「いらっしゃい、冬哉くん。」
「あ、うん。お邪魔します。」
蓮杜くんは歩き始めた。
「蓮夜さんね……一人で部屋に閉じこもってるの。僕が呼びかけると反応してくれたりするんだけどね……お手伝いさんとかの呼びかけには反応しないんだ。」
え？
……こういうことなのかな。
「あ、着いたよ。」
そう言って蓮杜くんはノックする。
「蓮夜さん、入っていいですか？」
「……どうぞ。」
蓮杜くんがドアを開け、中に入った。
そこにはベットか椅子に座っている蓮夜にぃがいた。
「蓮夜にぃ！」
俺が近づくと蓮夜にぃは手を彷徨わせてから俺を見つけ、抱きしめた。
「冬哉、冬哉だよね。」
「そうだよ、蓮夜にぃ。」
蓮夜にぃは抱きしめる力を強めた。
「蓮杜くん、ちょっとの間だけ二人にしてくれるかな？」
「はい、わかりました。」
蓮杜くんは出て行った。
「ここにいるの、冬哉？」
「ここにいる、ここにいるよ。」
蓮夜にぃは俺をぺたぺた触る。
まるで、目が見えていないかのように。
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夏夜桜 - 夢華さん» 面白いんですか？ありがとうございます！更新頑張ります。 (2019年1月9日 22時) (
レス) id: dbd4689f32 (このIDを非表示/違反報告)
夢華 - とっても面白いですね！更新楽しみにしてます！がんばって下さい！ (2019年1月9日 18時) (レス) id: ceff9b5b24 (このIDを非表示/違反報告)
夏夜桜 - 更新頑張りますね！何かあったらコメント欄に行かせてもらいます。設定ありがとうございました。 (2019年1月8日 21時) (レス) id: dbd4689f32 (このIDを非表示/違反報告)
大手裏剣(プロフ) - 購入ありがとうございました。応援しています！更新頑張って下さい。なにがあればご連絡下さい。 (2019年1月8日 21時) (レス) id: 930f4adcc1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：夏夜桜 | 作成日時：2019年1月8日 20時
