第6話「 悪寒 」 ページ7
【 A side 】
割と真面目にビビった。
それが変な意味を持ってって言うわけじゃねえ事は分かってっけど、
そりゃ万理サンにもシャチョーにも世話になってっけどさ
俺の持ってるモン聞きたい、みたいって。
あんな風に言ってくるやつ初めてだ。
ちょっとぎごち無い雰囲気の中
俺の方に近付いてくる二階堂を見上げた。
二階堂「 お兄さんからのお願い。っても、お兄さんだけじゃなくて俺らね。俺ら 」
『 …変なやつ。 』
二階堂「 それ褒め言葉? 」
『 さあな。少なくとも俺様は未だ御前のコト嫌いじゃねえ 』
そんな下らない他愛も無い会話を交していくうちに年齢も同じだからか話が合うという事に気付いた。
扉の向こうの奴らはどう対処しようか、
そんな事ぼんやり考えている内に
扉が開いた。
陸「 Aさん!やっぱりアイドルに為りましょう! 」
三月「 俺らも協力すっからさ!なっ一織! 」
一織「 ええ、全面的にサポートします 」
『 いやお前ら仕事あんだろ。馬鹿じゃねえの 』
ナギ「 oh〜、A!ワタシたち、アナタにアイドルに為ってもらいたい。シゴトしながらでもAの役に立つことしたいデス、 」
環「 そーそー、王様プリンも仕方ねえから分けてやるよ。 」
壮五「 環くんっ!…Aさん、僕も皆さんと同じ気持ちです。 」
大和「 つーか、助けてくれたしな。リクのこと。 」
万理「 ほら皆も言ってるよ、 」
小鳥遊「 これはもう、逃げられないね。 」
前言撤回
やっぱ面倒くせえやつらに好かれたっぽい。
『 だから俺はアイドルになんねえって!!!! 』
その声は事務所の外にも聞こえたらしい。
結局に流れに任されてアイドルになっちまったのかもしんない。実はオムライスに釣られたとかそんなんじゃねえから。絶対。
だってさ。その晩呑んで食って、んで寝ちまってたっぽくて起きたら契約書にサインしたの机の上にあったんだもんよ。起きたら。は?
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ちゅん(プロフ) - とても面白いと思いました!もう更新はされないんですか??? (2021年3月5日 18時) (レス) id: 1fdd2ab3eb (このIDを非表示/違反報告)
夏TOMATO(プロフ) - Limさん» 御指摘有難う御座います( 汗 )修正致しました、! 今後共宜しく御願い致します。 (2018年6月20日 23時) (レス) id: d503fa7e42 (このIDを非表示/違反報告)
Lim(プロフ) - 万理さんの漢字間違ってますよ!今のままだと違う作品のキャラになっちゃいます!更新頑張ってください! (2018年6月20日 15時) (レス) id: 59e6aa4083 (このIDを非表示/違反報告)
夏TOMATO(プロフ) - 月さん» 有難う御座います!そう言っていただけると嬉しいです、どうか今後共宜しくお願い致します! (2018年6月20日 14時) (レス) id: 1b9b11a380 (このIDを非表示/違反報告)
月(プロフ) - 素晴らしい設定とキャラクターに引き込まれました。とても面白いです!これからも更新を楽しみにしています。 (2018年6月18日 23時) (レス) id: f01d23ed14 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:夏TOMATO | 作成日時:2018年6月6日 22時