第1話「 空腹 」 ページ1
【 No side 】
其の日、 IDOLiSH7は事務所へと呼び出されていた。
いや、呼び出されていたというより珍しく休みの合ったものだから久し振りに全員で食事でも取ろうと誘われたのだ。
各々の仕事が忙しい今、こうしてメンバー全員が集まるのは久しい事。
相変わらずのメンバー達を見て安心する者、話を交わす者と反応はさしずめ七人七色と言ったところだろうか。
小鳥遊「 やあ皆、全員集まったね。 」
其の中で小鳥遊プロダクション社長である小鳥遊音晴は口を開く。
机の上に広がる豪勢な食事は社長のはからいであろう。
皆グラス片手に小鳥遊へと視線を向けた、
小鳥遊「 久し振りに集まれたことと、最近の皆の頑張りに乾杯!! 」
「「「 乾杯! 」」」
小鳥遊の言葉の後に十数人の声が乾杯を復唱し
部屋にはグラスのぶつかる音が響く。
其の合図に皆各自に料理を口に運び会話を開始する。
騒がしい空間は楽しさを物語っていた。
一織「 それにしても皆さん集まるのは本当に久し振りですね。 」
大和「 そうね、お兄さん嬉しいわあ。 」
三月「 なんでちょっとオネエチックなんだよッ 」
盛り上がる会話は止まることを知らない。
ナギ「 オーウ、オネエ。大和オネエだったんデースカ。 」
大和「 いやちげえよ 」
環「 でもヤマさんオネエ…つうか女装イケそうだよな、 」
壮五「 こら環くんッ 」
陸「 あははッ、でも大和サン似合いそうだよね。 」
大和「 あらそう? 」
そんな会話の直後、————————————————ドンガラガッシャ―ンッ
と正に漫画にでもありそうな物が崩れる音が響いた。
其の場に居たメンバーは瞳を丸くしている。
しかし、
小鳥遊「 またあの子は…。 」
万理「 またかあ…もう、ああなる前に帰ってきて欲しいんですけど。 」
二人を除いて。
『 無理…死ぬ。腹減って、 』
男性のか細い声が聞こえた。
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ちゅん(プロフ) - とても面白いと思いました!もう更新はされないんですか??? (2021年3月5日 18時) (レス) id: 1fdd2ab3eb (このIDを非表示/違反報告)
夏TOMATO(プロフ) - Limさん» 御指摘有難う御座います( 汗 )修正致しました、! 今後共宜しく御願い致します。 (2018年6月20日 23時) (レス) id: d503fa7e42 (このIDを非表示/違反報告)
Lim(プロフ) - 万理さんの漢字間違ってますよ!今のままだと違う作品のキャラになっちゃいます!更新頑張ってください! (2018年6月20日 15時) (レス) id: 59e6aa4083 (このIDを非表示/違反報告)
夏TOMATO(プロフ) - 月さん» 有難う御座います!そう言っていただけると嬉しいです、どうか今後共宜しくお願い致します! (2018年6月20日 14時) (レス) id: 1b9b11a380 (このIDを非表示/違反報告)
月(プロフ) - 素晴らしい設定とキャラクターに引き込まれました。とても面白いです!これからも更新を楽しみにしています。 (2018年6月18日 23時) (レス) id: f01d23ed14 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:夏TOMATO | 作成日時:2018年6月6日 22時