紅一点 ふんわり愛され系人外少女

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今日1番張ったと思われる音量で話を遮る甲斐田。
隣にいた不破がその声の大きさに顔を顰める。



knmc「なに？」


kid「いや、あの、！
僕達が一緒に就寝するのは少しまずいのでは

…と思って、はい。」


fw「・・・一応聞くけど、誰が？」


kid「…………朱夏さま、、、？」


kgm「何故言い迷ったんだ…？」


『・・・？』


knmc「…今気にすることか？
そんなことスタッフだって理解はあるはずですけど」



何かを否定されたことが分からず
頭に？を浮かべる朱夏。

確かに、事前に知らされていなかったとはいえ
無人島にいる間は5人で1つの場所で
寝泊まりをすることになる。
甲斐田が焦る(？)気持ちも分からなくはないのだが…



『刀也くん、私なにか──』


knmc「気にしなくていいですよ、朱夏。
寝るときは僕と隣で寝ましょうか。」


『…うんっ！
真夏で暑いから冷やしてあげるね〜！』


knmc「それは寝苦しくなくてよさそうですね…！」


『でしょ〜！刀也くん！ぎゅー！』


knmc「はい、ぎゅー
んふ、羽しまってないんですねー？
パタパタする癖ついてますよっ…w」


『ひゃぁ！んも〜！
だめだよ刀也くん！羽触っちゃ〜！
吸血鬼さまの弱点を見抜いちゃダメ〜！

アムールさま怒っちゃうからね〜！』


knmc「ふふっ、全然怖くないよ…w」



目を離すとすぐにイチャつき出す剣持と朱夏。
実写動画ということを忘れているのか
朱夏が剣持に飛びつき抱きとめるところや、
背中に生えている小さな羽を触って
驚くところまでバレバレである。



kid「はぁっぅわぁ…！
しゅかもちてぇてぇ……！！！もう、これは、
2人のてぇてぇを見守る会で良くないですか！？」


kgm「いや、これ…甲斐田さん？おーい・・・
・・・・・・ダメだこりゃ…w
さっきの就寝うんぬんの抗議した意味あります？」


fw「ねぇっすよ、社長。
というか心配する必要すら無駄じゃないすかね？
朱ちゃんのことなら逆に皆喜んでくれそうだし…

俺としても可愛い朱ちゃんが
見られて嬉しいからねー
もちさんもっとやれ〜(？)」


kgm「まあ…朱夏さんですもんね〜
私も可愛がりましょう…！

いや、これは親の発言か…？」



抗議した甲斐田がしゅかもちの尊さにやられて
発言を放棄しだしたため、
何事もなく話しが振り出しに戻った。



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