愛し愛され《紅玉編》 (ページ20)

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・※ ページ20

こうなる事は分かっていた。
チャームは魔力を他より
多く使う故に強くかかってしまう。
だが、その代わり瞳を見ない限り
かけられないという弱点もある。

『…んぅ』

満足したのか噛み付いた首筋を舐めて治す。
葛葉もチャームを解除しようとするが…

『…サ……シャ……』

チャームがかかっている時は立場は上になる。
抱きついてくる朱里に葛葉は…

葛葉「…ん」

何を思ったのか葛葉は朱里の唇に自分のを重ねる。
嫌がる素振りを見せず受け入れる朱里。
ﾁｭｯﾁｭｯと軽く重ねていくが、
そのうち酸欠になった朱里の中に
ゆっくり舌を入れていく。

『…んぅ…はｯ……あｯ…』

チャームが続いている影響で普通より快楽が強い。
朱里の身体は別の意味で震え始めてる。

葛葉「…んんｯ」

身体を逸らそうとする朱里を
ぎゅっと抱きしめ抑え込み
口付けを交わしていく。

『…あｯ……んあｯ……ﾋｭｯ』

葛葉は何かを考えいるのか
はたまた口付けに夢中なのか分からない。

そして朱里は激しい口付けを受け続け
葛葉の腰に回していた腕の力が抜けてきていた。

『…んｯ……あｯ…やｯ…』

トドメと言わんばかりに
朱里を攻める葛葉に耐えきれず…

『…』

ｼﾞｭﾙｯという音と共に気絶してしまった。
眠りについた朱里をベッドに寝かせ
頭を撫でて少しだけ反省する。

葛葉「やりすぎたか…」

朱里から誘われたことは無かった為か
少しがっついてしまったらしい。
これは後で叶に怒られそうだ。

ここに叶が居ないのは、
葛葉が行くと本社で会った時に言ったからだ。
今叶は夜ご飯の調達をしている。
まあ軽いものだろう。

葛葉「顔色は少し戻ってきたか…」

朱里の身体に温かみが戻ってきた。
顔色も前よりは大分良くなった。
葛葉も久しぶりの吸血行動だった為か疲れている。

後で叶に怒られそうだが、
葛葉は朱里の隣に入り込み
抱き寄せて眠りについた。

［追伸］
その後夜ご飯の調達を終えて帰ってきた
叶に葛葉だけが叩き起された所を
美羽に目撃されたとか…
(ドンマイ…w)

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長らく更新出来ずに申し訳ございません。
作者のなつ.です。
誤字の修正も致しました。
間違いがあってイラついていた方々
すみませんでした。

これからもこの作品をよろしくお願いいたします。