愛し愛され《紅玉編》

新人について話す朱里と美羽 ページ15

-そういえば兄妹増えたね
-可愛い子がまた増えたよね
-新人6人って久しぶりって
言うかあんまりないよね


美羽「そうだね、妹が増えたね」


-あんまり知らないんだけど何人姉弟なの？


『全員で11人かな…』


美羽「うん、あってるよ」


-多いね
-しかもほとんど全員が
VTuberになる前は知り合いだったらしい
-⬆へぇ〜そうなんだ詳しく知りたいね


美羽「そのうちね」


『皆個性的で面白いから是非見に行ってみてね』


-もちろんよ！
-新人ちゃんも楽しみにしてるね！


『とってもいい子で可愛い』


美羽「姉さん、可愛がってるよね」


-お、珍しい…
-美羽様拗ねてる？


美羽「拗ねてはないけど…
葛葉兄がちょっとだけ妬いてた」


-あぁ〜ありそう…
-嫉妬深いねぇ〜
-愛されてるねぇ


美羽「姉さん？どうかしたの？大丈夫？」


-朱里様どうかしたの？
-そういえば静かだね
-朱里様大丈夫？ミュート？


珍しく会話があまり続かずミュートになる朱里。
美羽が横に居る朱里の顔を見ると
体調が悪いのか顔色が良くない。


『うん…ちょっと…最近忙しかったから』


-無理しちゃダメよ？
-葛葉に報告いる？
-叶にも教えた方がいいかな？


『！大丈夫だよ…ちょっとだけだから─』


美羽「うん、お願いするね
本当は鳩さんはダメなんだけど
緊急事態っぽいからよろしくね」

『美羽…』


-了解!!!!!
-行ってきま〜す!!!
-任せたぞ〜！火畜達よ〜!!!
-叶え隊行きます〜!!!


美羽「姉さん、先に部屋に戻ってていいよ
後は僕が繋いでおくから安心して？」


『でも…』


美羽「大丈夫だよ……1時間はやってるから
もうすぐ終わる予定だったし……ね？」


自分の体調管理が甘く、
仕事に影響してしまった事に
責任を感じてしまう朱里。

それをなだめるように
美羽は優しく問いかける。


美羽「体調が良くなったら
またいつでも配信しようよ
葛葉兄と叶兄にお願いしとくよ」


-それがいいよ!!!
-ゆっくり休んでね!!!
-無理しちゃダメだよ!!
-配信はいつでも出来るし葛葉と叶に甘えてきなよ


『みんな…ごめんね…
ありがとう…じゃあ休んでくるね』


美羽「うん、後は任せて」

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今日の1曲

エンヴィーベイビー／叶

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