愛し愛され《紅玉編》 (ページ2)

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星の光ページ2

時計の針が1時を過ぎた頃···

ほとんど光が射していない暗い部屋。
窓側にあるベッドに眠る1つの影
その影に近づく者がいた。

「シェリー…」

『…サ…シャ…？……』

彼の声に反応して目を開く彼女。
だがまだ夢の中の様で、
視界がぼやけている。

「悪い、遅くなって…」

まだ夢の中を彷徨う
彼女の頭を撫でながら話をしていく。
彼の名前は【】葛葉【】
にじさんじに所属している
バーチャルライバーで吸血鬼である。

『大丈夫…
わたしが勝手に…寝てたから…』

徐々に目が覚めたのか、
少し舌っ足らずだがシェリーと
呼ばれた少女が喋り始めた。

『配信…お疲れ様』

葛葉「ん、叶は？来たか？」

『ううん、
来てないと思う多分まだ配信中…』

もう1人のバーチャルライバー
彼の名前は【】叶【】
天使の様な甘い声と容姿を持つ
青年で葛葉の相棒である。

葛葉「そうか、んじゃ今日は俺だな」

『私、もう大丈夫…だよ』

葛葉「俺がしたいからしてんの気にすんな」

『 …… 』

ある理由から、
毎日シェリーの傍には
葛葉と叶が一緒に居てくれている。

大丈夫だと言うシェリーの身体が
少しだけ震えている気がする。
本人は気付いていないようだ。

葛葉「カーテンくらい開けて寝ろよ
今日は晴れてるからいい夢も見れるだろ」

バサッ

そう言って葛葉はベッドの
傍に立ちカーテンを開ける。

青い光が部屋を照らす。
葛葉の言っていたとおり雲ひとつない
綺麗な星空が広がっている。

『…綺麗…青い空…』

葛葉「な？
今日はいい夢が見られそうだろ？」

『うん、ありがとう』

綺麗な星空に見惚れているシェリー。
その身体からは先ほどまであった震えは
治まっているようだった。
それを確認した葛葉はベッドの端に座り
シェリーに話しかける。

葛葉「寝るぞ」

それだけ言うとシェリーの頭を撫でながら
同じベッドに入り込む。

『…おやすみ…なさい…』

もともと寝起きだったせいか、
直ぐに目を閉じ眠り始めた。

葛葉「おやすみ、シェリー」

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こんな感じで書いていきます。
文章が可笑しくても、
そっとしてくれると嬉しいです。

この時点で短編集じゃなくなる予感が…