(( 渡 辺 の A i r Pods ))

# Airpods 39 ページ40

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「手、冷たくないですか？」



佐「大丈夫大丈夫！暖かいの出るし！」






ほら、上手く洗えてるでしょ？
なんて私の顔を見てニコニコと微笑んでいる

本当にアイドルの鏡だ。






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佐「そう言えば聞いてよ〜！」




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その言葉を初めに次々と
メンバーの面白い出来事を私に話してくれる


本当に仲がいいんだなって、



かっこいい所から面白いところまで
まるで自分の事かのように話す さっくんは

とっても輝いて見える。




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「ふふっ、本当に素敵なグループですね」



佐「やっぱり自然な笑顔が素敵だよ、」



「えっ、？」



佐「作った笑顔ってすぐに崩れちゃうものだよ」





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どうやら私が落ち込んでるのは
さっくんにはお見通しだったみたい。



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しかし、その姿を
初めから見ていた人がいたみたいで...




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佐「翔太が俺に教えてくれたんだ」


「しょっぴーが....あっ、」


佐「やっぱりそっちの呼び方があってる気がするよ？」




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クスッと笑うと、話の続きをしてくれた。




私が女性スタッフの場に出くわしてしまった時

しょっぴーは私がそれを聞いているのを
初めから見てたみたいで....

わざわざ用具をとって私に渡したみたい。




それで、すぐに さっくんに電話をかけたみたい。






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佐「すごい怖そうな声で
Aちゃんの洗い物手伝っといてって」



「.....もしかして、」




佐「やっぱ怒ってるところは
Aちゃんに見られたくないみたい」






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さっくんのあの全部を見透かしたような目。


どこまでも
影ながらメンバーをわかってるし、

支えになろうとしてる。







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