(( 渡 辺 の A i r Pods ))

# Airpods 06 〇 ページ7

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佐｢翔太の言ったことは別に変じゃないしさ、｣

｢オタクって推しの全てを愛したいもんなんだよな ｣




なんてにこやかに言ってみせるから、
その言葉で少しだけ自信がついた気がする。




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佐｢それにしても奇跡だよなぁ、隣がファンって｣



目｢俺だったらありがとうって言ってるわ｣



照｢知名度上がってる証拠だな｣




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デビューで知名度が上がってるのは
間違いはないけど、

1年前から俺らの動画を見てるってことは




結構前から知ってるってことだし...

かなりあの子も俺らを応援するのに
苦労してきたんじゃないかな。







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『あっ、けど、その子イヤホンなくてさ』






向｢それは辛いなぁ〜｣


阿｢無くしちゃってたとかじゃなくて？｣


『いや、結構前からなかった気がするな...』


　

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結構前から付けてなくて、
多分、壊れたかなんかだと思うんだよね

1年前はちゃんとつけてたと思うし。




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ラ｢その子にイヤホンプレゼントとかどうっすか！｣




咄嗟にそう言った、
それか自分が使ってるイヤホンあげるとか...など。




阿｢1人のファンの子には危なくない？｣


ラ｢その子に渡辺翔太って事がバレなければいいんですよ！｣



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なんて、ラウールの発想で

イヤホンをその子に
プレゼントしてあげる事にした

これで次の日付けてたら笑っちゃうな。





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『何がいいんだろうなぁ』





撮影が終わって、電気屋へ
1人でイヤホンをじっくり見始める

どれがいいのかなんて分からなくて店員さんに聞く





"今はイヤホンあまり売れなくて"

"やはり今AirPodsの時代なんですかね"





AirPodsか...よし、決めた









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