猫かぶり王子は嫁という《Inoo.kei》

Lesson.32 ページ32

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それから


朝はすぐにやってきて






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「...,やばい、寝すぎたかも」







いきなりぱっちり目が覚めて


起き上がろうとしても身体が起き上がらない









だいたい予想はついてたよ。










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「勝手に寝室に入らないでください」









慧「俺の家だからねぇ、一応」








いつもの制服の姿で

毛布越しにお構い無しに座ってる伊野尾くん






いきなり腕をつかんで
身体をゆっくり起こしてくれる








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慧「A、一緒に学校行こーよ。」












「えぇ？


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伊野尾くん部活でしょ...早いじゃん。」










慧「ふーん。ならいいよ



この写真さぁ、ばらまいてもいいんだよ？」









とっさにポケットから出してきたのは



結構前に告白された生徒に
壁に追い詰められて抱きしめられてる写真







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「はぁ?!」









慧「おっと、



ちょっとした所からの仕入れがあってさー」









ニヤニヤと笑って
写真をピラピラなびかせて私に見せてくる






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慧「この男子さ、超人気者なのよぉ女子から」









「...」












慧「Aさ生徒からいじめられちゃうかもねぇ。」












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