検索窓
今日:12 hit、昨日:4 hit、合計:11,457 hit

すれ違い5 ページ9

ご飯を食べて、亮くんに家まで送ってもらう。


名古屋まで送ってくれるって聞かなくて、結局うちでお母さんの作ったお昼ご飯を食べて、名古屋の私の家まで送ってもらった。



私はやらなきゃいけないことがあって、ぱたぱたと動いていたんだけど、亮くんはソファに座って帰る様子はない。

結局家の中を物色しながらぽつぽつ私に質問して、夕方になって、この間みんなで行った裏のカフェで一緒にご飯を食べて帰っていった。



金曜日の夜から日曜日まで、ほとんどずーっと一緒に過ごして、本当に久しぶりに亮くんでいっぱいの数日だった。





あの頃のすきは残ってるのかな?

ド○○キしたり、もやもやしたり、これは恋?

亮くんは、どう思ってるんだろう?


考える事がたくさんで、その日の夜はなかなか眠れなかった。





ーーーーーー



その後も、全員集合とはなかなかいかなかったけど、岡崎で遊んだり、名古屋に遊びに来てくれたり、彼女会に参加させてもらって飲みに行ったり、そうやって数ヶ月を過ごした。



亮くんとの関係はあれから何も変わっていない。



私も、亮くんへの気持ちに答えを出さないまま過ごしていた。




ただ、少し大勢の遊びの時(亮くんは理Yって高校のクラスの子たちとよく遊んでるみたいで、まっすーと成田くん、小倉くんも理Yで、彼女ちゃんたちもその会に参加してるらしい)には何故か亮くんを遠く感じて、岡崎へ行く足は遠のいていった。


亮くんと2人とか、少人数なら全然普通でいられるのに、やっぱりこの気持ちに名前をつけてあげなきゃいけないのかなって。




でも、答えを出すのが怖いっていうのがあって、最近は合コンとかそう言うものに意欲的。



仲のいい友だちが色んな男を見てから決めろー!ってアドバイスに素直に従ってる。


実は昔より、そう言う場を楽しめる自分がいて。

昔は、亮くんの姿がチラついてたけど、今はないから。




岡崎や亮くんたちと遊ぶのと並行して、何人かの男性とご飯に行ったりしている。

付き合ったりそう言う関係ではないけど、紹介された人は年上が多いからなのか、勉強になることが多い。






そうやって休日に、岡崎に帰るより名古屋で過ごすことの方が多くなった頃、てっちゃんから連絡が来た。



私が大学の頃専攻していた分野のことで聞きたいことがあるらしくて、なんか、動画でなんとかって、私には分からない。


ちょっと協力してほしいから今度の土曜日来てくれん?って。

ドッキリ?→←すれ違い4



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.5/10 (17 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
104人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:リンダ | 作成日時:2022年5月24日 15時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。