ドッキリ?17 ページ26
元々朝早くに東京へ向けて帰る予定だったから、ご飯を食べて早々に準備を始める。
Aちゃんは使った食器を片付けてくれてて、としみつはそんなAちゃんにコーヒー淹れて〜なんて頼んでて、イラっとする。
自分でやれよって。
で、ゆめまるが昭和の親父やんってツッコミながらコーヒーを淹れるの手伝ってて、そう言うとこだぞ!って心の中でとしみつにツッコむ。
そのうちにAちゃんのスマホがなって、りょうくんからの連絡だったみたい。
スタジオにいるって言ったら飛んでくるみたいで、俺たちだってもうそろそろでなきゃいけないのに、あーあ、って思った。
準備が終わったのかトミーが洗面所から戻ってきて、徐ろにA、LINE交換しよーぜって声を掛けてて、焦ってそれに便乗する。
あっぶね、普通にまた会いたいし、連絡とか取りたいし、トミーが言わなきゃ東京帰ってから気付くところだった。
水溜りボンドの2人と連絡交換なんてってもじもじしてたけど、とみながとマイケルと連絡先交換するって思え!なんならそうやって登録しろ!ってトミーが笑いながら言い返して、無事連絡先ゲット!
よっしゃあ!
慌てて入ってきたりょうくんとは入れ違いで出発することに。
りょうくんはAに大丈夫?なにもされてない?なんて聞いてて、としみつがそんなわけないだろって言い返してる。
危機感が足りない、なんてぐちぐちAちゃんに話しかけながら駐車場までみんな見送りに来てくれて、なんだかなぁって思いながらも、有難く手を振る。
トミーが運転してくれて来てたから、気をつけてねって言葉と小さく手を振るAちゃんを見て、帰ったら絶対連絡するぞって心の中で呟いた。
ーーーーーー
Aside
てっちゃんに呼ばれて来たスタジオではあり得ない出会いが待っていて、本当に水溜りボンドのファンだから気づかれない様に超緊張した日だった。
でも、普通に楽しかったし、トミーさんに亮くんのこと聞かれて、思わず話しちゃったのは、自分の中で良かったように思う。
ほんの少し話しただけだけど、友だちには亮くんのこと言いずらいし、東海オンエアのみんなにも相談しずらいし、誰にも話したことなかったから、誰かにアウトプットすると言う行為は凄く良かった。
あの後、時々トミーさんやカンタくんから連絡が来てて、なるべくとみながさんとマイケルだと思って仲良くしてる。
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作者名:リンダ | 作成日時:2022年5月24日 15時