お誘い ページ24
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あれから3日。
あの後、俺らは特に会話することもなく知念くんの家に着いた。
…歩く位置は隣同士で。
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「…はぁ…知念くん、可愛かったなあ…」
夕日に照らされてキラキラ輝いていた知念くんの笑顔。
あんなの向けられたら好きにならないわけがない。
……男とか、そんなのは関係ない。
俺はその日を思い出すようにスマホをぎゅっと抱きしめた。
知念くんを送った時に、勇気を出して聞き出した連絡先。
緊張しまくってた俺に、知念くんは面白いねって言ってまた笑ってくれた。
「…あー、すき」
でもヘタレな俺は一度も連絡を入れることができていない。
その日の思いをその日のうちに、興奮気味に圭人に報告したら、笑いながら意気地なしといわれた。
…圭人に言われたら終わりだ。
だってしょうがないじゃないか。
こんな恋をしたのは初めてなんだから。
誰かの笑顔を、心から守ってあげたい、そんな感情が溢れてくるなんて初めてなんだ。
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ピコンと、軽快な音を立てるスマホ。
「…けーと?……え!知念くん!?」
表示されるメッセージには、知念くんの文字。
『山田くん、今日ひま?』
知念くんらしい、絵文字のないメッセージ。
でも俺にはそれがとっても輝いて見えた。
…なんか俺、知念くん関係すると全部輝いて見えるみたいだ…
「ひま!ひまです!」
俺は急いでそのメッセージに返信した。
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(名前)やまちねLove?(プロフ) - めちゃくちゃ面白いと思います!!更新頑張ってください! (2019年2月26日 0時) (レス) id: d04d6c490a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:こんぶ | 作成日時:2018年3月4日 15時