持病が急に発症して中原中也を殺し損ねた件

発症十二話 ページ13

貴女
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中原幹部と車で他愛な話をし乍、ポートマフィアについた。







貴女『中原幹部、到着致しました。』






中「おう、」






中原幹部が出れるよう、ドアを開けた。





貴女『では、首領に報告してきます。』







中「頼んだ。」







首領室へ私は向かった。







首領室 貴女
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貴女『首領、早乙女です。』ｺﾝｺﾝ





森「え、入っていいよ…」






貴女『失礼します…ってどうなされたのですか？その顔。』






森「え、だって早くない？もう終わったの？せめて、三時間位はかかりそうだったのに…一時間で終わるなんて…」







貴女『…異能を使用しました。』








森「へぇ…よほど便利な異能とみたよ。細かく聞くけどどんな感じでやったんだい？」








貴女『マフィアビルごと潰しました。』







森「えぇ？もっかい言って」







貴女『マフィアビルごと潰しました。』








森「…つくづく君は驚かせられるものだよ…朝は瞬間移動してくるし、それに瞬間移動だけでも凄い能力だと言うのに…ビルごと潰した？どんな異能なんだい、君は」








首領は本当に驚いているのか？何か、怒っているような口調だ。






貴女『あの、首領、何か怒らせてしまってないでしょうか？』





森「あ、いや、そう言うことじゃなくてね、朝からずっと君について考えていてどんな異能かと検討もつかなかったのだよ。別に怒ってる訳じゃないから気にしなくていいよ。
さぁ、教え給え。」






貴女『はい。』






首領に全て話した。






森「ほう…予想異常に便利な異能力だね。」








貴女『有り難きお言葉、』






森「…A君、」







貴女『はい？なんでしょうか？』








森「他に何か隠してないかい？」






え、

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