苦手な貴銃士 ページ6
ラップの治療を終えてそろそろお昼だと思いまた心がおどりだした。
…その矢先に紫髪のめんどくさい奴に絡まれてしまった。
「おい、また無駄なことをしたな」
そんなことを言う彼に目をやるといつものような思考の読めない目をこちらに向けている
まあ、声は怒っているのだけど。
「…無駄なことはしてないと思うけど…」
「あいつのけがは大したことはなかっただろう。あれぐらいなら自然治癒で済んだはず。完治させなくてもよかった」
どこで見ていたんだ
こいつに見られるとめんどくさくなると思ってささっとやったのに…
「何だか俺に文句があるようだな」
そう言ってずいっと顔を近づけられる。
「お前は俺の治療に専念していればいいだろう。俺がこの中で新式銃なのだから」
と囁かれ思わず耳をかるく塞いだ。
恥ずかしいったらありゃしない
自分勝手が過ぎるぞーと思うのだがスナイダーがいなくなってしまったらレジスタンスにも影響はあるはずだ。
だから好きにしているのにこいつは私の治癒能力ばかり見てくるせいで骨が折れる。
結局強く言えないのが現状だ。
「あっ!スナイダー!マスターに何しているんだい!」
その瞬間助かったとしか言いようがなかった。
エンフィールドが怒ったようにやってきたのを見て舌打ちをして私から離れた。
「…なんだ、エンフィールドか」
「こら!舌打ちはだめだろう、英国紳士としてみっともないじゃないか」
「お前は小言が多くてかなわないな…」
「多くて結構!さっ、早く食堂に行くよ!マスターすみません、スナイダーにはあとで言い聞かせるので!ええ!」
「いやはや助かったよ…ありがとう」
やっと全員と心を開くことに成功したからにはこういうこともまあまあいうことを聞かないとまた怒りそうだな…
そう思い食堂にいった。
今度こそ3人とご飯を食べることに成功した。
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natumiko(プロフ) - 抹茶プリンさん» 返信が遅れてしまい申し訳ありません。わざわざコメントをありがとうございます!気楽にやるので生暖かい目で見てくださいね (2018年9月13日 0時) (レス) id: f489bcbdd9 (このIDを非表示/違反報告)
抹茶プリン - 話面白かったです。更新頑張ってください。 (2018年9月11日 21時) (携帯から) (レス) id: 522dc39055 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:natumiko x他1人 | 作成日時:2018年9月9日 17時