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イエヤスの本音 ページ49

「……重症だな」






ヒデタダとともに作ったお粥が入っていた鍋を運びながら自分のマスターに対して不安を呟く。









「妖精殿、すまないな彼女の夢を見てもらって」









自分の守護妖精に語り掛け自分の肩に休ませる。









「…そうか、またあの夢を見てしまったか…」









おそらく今夜も同じような夢を見てしまうだろう。









もしかしたらあの時のことも夢となって出てきてしまうかもしれぬ。









…それだけは避けねば、









俺は彼女にとって模範的な貴銃士なのだから。









彼女の問題は俺が止める









「それに今はホールも寝ているし…」









本当の彼女を知っているのも最後のあの言葉の重みを知っているのも









俺と









アイツだけ。









あの言葉を言った時の彼女の顔は、









正直狂っていた。









目を見開き









薄気味悪く笑い、









痛いほどに手を握られた。









腕を見ると薄くだが赤くなっている。









「…今はもう、無くなったと思っていたんだが」









あの狂った彼女を心優しい彼女に戻したのは苦労した。









でも、もともとは心優しき女の子なのだ。









世界帝が狂わせただけ、









…それだけだ。









「……っ」









怒りの感情が俺を支配し手に力が入る。









何故マスターが心を壊されなければいけない、









運命ならば、









俺が変えてやる。









彼女が本当に笑えるように、









そのためならばなんだってしてやるのに…









「その笑える未来に俺も必要だというのか」









別に、お前のためならば死んでもいいのだが。









「…やはり優しいな、マスターは」









だから好きなのだ、









俺はマスターが居なくなってしまうとおかしくなってしまうかもしれない。

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設定タグ:千銃士 , 夢小説   
作品ジャンル:恋愛
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natumiko(プロフ) - 抹茶プリンさん» 返信が遅れてしまい申し訳ありません。わざわざコメントをありがとうございます!気楽にやるので生暖かい目で見てくださいね (2018年9月13日 0時) (レス) id: f489bcbdd9 (このIDを非表示/違反報告)
抹茶プリン - 話面白かったです。更新頑張ってください。 (2018年9月11日 21時) (携帯から) (レス) id: 522dc39055 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:natumiko x他1人 | 作成日時:2018年9月9日 17時

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