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ひと眠り ページ5

「恋人か…いないよな」


できるわけがない



レジスタンスに女性なんか食堂の人か清掃の人ぐらいで全体の1割もいるか怪しいだろう


逆に男にまみれすぎて何が何だかわからないまま男の定義とかもよく分からない鈍感な奴に育って

しまったと思うと少しため息が出る


同世代の女のことは話したことないな。


そう思うが話してもいまいち馴染めないだろうと思うとますますため息が出た。


「はーあ、つかれた」人と話すのも好きだけど一人の時間も恋しいものだ。


朝食を抜いたせいなのかやる気も出ない。


仕事は終えたので最低でも午前はなにんもない。


そう思い屋上の固いコンクリートに横たわる。


夏の終わりを感じる


でも残暑が残りまだまだ暑い


貴銃士たちは平気かと心配になるが気にしすぎかと目を閉じた


少し熱くなってきたのを感じ目を開けると


「おっ…と」


目の前にナポレオン公がいた。


「ええっ!」


驚いて少し離れるってか今何かしようとした!?


「ふむ…もう少しだったのだがな」


「なにがですか…」


「いや、なんでもないぞ!君の寝顔は珍しいと思ってみていただけだ」


そういって得意げになるのでこの人の思考は読めない。


何故見る必要があったんだ…


「しかし、ふむ。寝ているということは君は今暇ということか」


何やら考え出すナポレオン公を見て嫌な予感がした


「いや、暇じゃないですよ。これから衛生室に行きます」


「おお!そうなのか、ちょうどいい。ラップの手当てをしてくれたまえ!けがをしてしまってな」


怪我というのはおそらく人間にとっては一大事なことだろう。


でも、この人は自分のことを本当の人だと思っている。


だから大したことはないはずだ。


しかし、何やらうまく操作されたかもしれない。


「分かりました。今行きます」


そういって軋んだドアを開けて下の階段を下りた。


「…あぶなかったな。私としたことが…」


ひそかにナポレオンはそっと自分の口に手を当てた。

苦手な貴銃士→←思わぬ誤解



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設定タグ:千銃士 , 夢小説   
作品ジャンル:恋愛
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natumiko(プロフ) - 抹茶プリンさん» 返信が遅れてしまい申し訳ありません。わざわざコメントをありがとうございます!気楽にやるので生暖かい目で見てくださいね (2018年9月13日 0時) (レス) id: f489bcbdd9 (このIDを非表示/違反報告)
抹茶プリン - 話面白かったです。更新頑張ってください。 (2018年9月11日 21時) (携帯から) (レス) id: 522dc39055 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:natumiko x他1人 | 作成日時:2018年9月9日 17時

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