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怖いよ ページ38

「まちなさい、君の事情を聴いていない。私も君と同じかもしれないからね」








そう言われてぴたりと足を止めた。









…もしかして、世界帝軍…?








「なんですか」









「あはは、気にしなくてもいいよ。それにしても、ありがとうね…止まってくれて」









そう言われてしまったと思った。









いつの間にか囲まれていた。









落ち着いてしゃべっているおじさんに銃口を向ける。









「…ほう、落ち着いているね。こんなこと、慣れっこというわけか」









落ち着いているわけないに決まってるでしょ!いつ死ぬか分からないのにさ!









「…それはどうも」









でも、顔に出すわけにはいかない。









それにしても、自分が死ぬよりも、貴銃士のみんなが居なくなるかもしれないと思うと胸が痛くなる。









それだけは









嫌だ









「…君がほかの人とは違うことは知っているよ、そんなもの持っている人はレジスタンスぐらいだろう?」









私がうかつだった。









座ると痛いから横に隠しておいていたけどそれが失敗だったか。









「さあ、私の成果のために死んでくれ」









全員が私に銃口を向ける…









やばい、と次の瞬間、









妖精から声が届く









『マスター!俺の合図でしゃがんでください!』









ケンタッキーだ。









「…オーケー、派手によろしくね」









私はケンタッキーを信じるしかなかった









「…派手になるから心配しなくてもいいよ…じゃあな」









私の言葉を聞いておじさんは自分に言ったと思ったらしく不敵な笑みを私に浮かべて手をあげる









『今っす!』









その合図とともにしゃがんだ。









パアン









目の前で血が水滴となり弧をえがく









そのおじさんがゆっくりと倒れる。









それと同時に周りのやつらも倒れていく









「マスター!この人たち君のファンじゃないよね!」









そう言って周りの人たちを絶対高貴で一掃するホールを見ることしかできなかった。









なんだかんだ言って怖かったから









「…ありがとう」









少しだけ、涙が出てきた。






でも、そのおかげで緊張を解いてしまったことを後悔する。

助けてヨ→←嫌だよ



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設定タグ:千銃士 , 夢小説   
作品ジャンル:恋愛
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natumiko(プロフ) - 抹茶プリンさん» 返信が遅れてしまい申し訳ありません。わざわざコメントをありがとうございます!気楽にやるので生暖かい目で見てくださいね (2018年9月13日 0時) (レス) id: f489bcbdd9 (このIDを非表示/違反報告)
抹茶プリン - 話面白かったです。更新頑張ってください。 (2018年9月11日 21時) (携帯から) (レス) id: 522dc39055 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:natumiko x他1人 | 作成日時:2018年9月9日 17時

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