君が好きだけど、君は特別だから ページ34
「入りましたよっと」
そう言ってひょいっと顔を出した彼を見てその一瞬だけ彼に夢中になった。
それほどまでに水も滴るいい男が似合うやつだと思ったからだ。
でも横になっていて眠かったこともあってか顔にはあまり出なかったらしく彼は自分のベットに座り口笛を吹いている。
鋭い彼が何も言ってこないということはばれなかっただろう。
「…お帰り―」
ベットに横になって寝かけていたので返事がてきとうになる
「ただいまー、って俺シャワー浴びてただけなんだけど。面白いなぁマスターは」
髪をタオルで拭きながら雑誌をナイトテーブルに雑に投げて座った。
「眠くてあんま考えていないんだよ」
「なるほどねー」
そういいながら前のボタンを留めるホールの体は引き締まっていた。
眠いから何にも感じないけど目は逸らしたくなる
「っていうかごめん、眠すぎてランプだけにしちゃった」
部屋の電気を付けようとすると制止された。
「べつにいいよ、俺も寝る予定だったから」
そういいながらベットのライトも消して部屋が暗くなる。
次の日の満月だからなのか開けたバルコニーから月夜と冷たい風が部屋に入ってきた。
光に反射してキラキラ光る彼の髪はとってもきれいに見えてしまった
次のセリフはおそらく私が眠かったせいだろう。
口が滑ってしまった。
「…スターって言うだけあって月の明かりでイケメン度倍増だね」
そんなことを言うと横になろうとしていたホールの体がぴたりと止まる。
「……マスターもいつもより綺麗だよ？」
そう言って真顔で言うものだからちょっとよく分からなくなる。
言葉がマヒしている気がすると思ったときに、
「何でおれのこと本気にさせるの…？ねぇ、やめてよ…」
寝ぼけていたから反応が遅く、
抱きしめられたことに気づくのに少しかかった。
「…えっ、なにっ」
しばらくして離れるが背中の後ろでがっちりホールドされて逃げられなくなる。
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natumiko(プロフ) - 抹茶プリンさん» 返信が遅れてしまい申し訳ありません。わざわざコメントをありがとうございます！気楽にやるので生暖かい目で見てくださいね (2018年9月13日 0時) (
レス) id: f489bcbdd9 (このIDを非表示/違反報告)
抹茶プリン - 話面白かったです。更新頑張ってください。 (2018年9月11日 21時) (携帯から) (レス) id: 522dc39055 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：natumiko x他1人 | 作成日時：2018年9月9日 17時
