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俺に惚れ惚れしちゃった? ページ29

「…よろしくね、ホール」




「ああ、よろしくねマスター!」








結局話し合いをした結果、見た目が派手という理由によりホールと一緒に行くことになった。








ホールも結構ノリノリで了承してくれて港町まで一緒に行くこととなった。








「いやーマスターとは久々に二人でどこかに行くことになったねー」








そういって嬉しそうに話す彼を見て私は何となく信用できずにいる。








その理由は、









「ホールー!今日は寄っていかないの―?」









「ホール美味しいパンができたの!食べていかない?」









「ホール様今日も輝いていますー!」









街を出る前からこれだ。









ひとたび歩けば騒がしくなる通り。









いつか刺されるんじゃないかとひやひやする。









「ごめんねー、今日からちょっと出かけるけどまたあそぼーね!子猫ちゃんたち♡」









投げキッスをするともっと騒がしくなる女の子たちを見ると何だか少し気分が悪くなる。









だって彼はもとは銃だし、遊びで付き合っているのに一方的に愛を送ってはたして彼には届いているのだろうか、そんな簡単に恋に落ちるのかなぁ。




と思ってしまう。









たぶんこれは私がマスターで、恋心をどこかに置いて行ったからこんなことを考えているのだろう









彼らの声をシャットアウトして門を抜けてしばらくすると声が聞こえなくなった。









「…はあ」








「マスター、なんで溜息ついてるの?もしかしてこの任務がいやとか?それとも俺のスター性にほれぼれしちゃったかな?」









そういってウィンクを決める彼はまごうことなきイケメンだろう。





しかし、彼の行動を見ている身としては慣れてしまったのであまり感じるものはない。







「いや、すごい人気だなーと思ってさ」








「んー確かに街の子たちは熱烈な俺のファンだからね!しょうがないさ」









そう言って笑う彼を見て話が通じる日は来るのだろうかと不安になる。









「…分からないな」








ぽつりとつぶやいたので変えには聞こえていないらしく、鼻歌を歌っている。






…のんきな奴だな…

元は末っ子の彼→←秘密潜入!?



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設定タグ:千銃士 , 夢小説   
作品ジャンル:恋愛
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natumiko(プロフ) - 抹茶プリンさん» 返信が遅れてしまい申し訳ありません。わざわざコメントをありがとうございます!気楽にやるので生暖かい目で見てくださいね (2018年9月13日 0時) (レス) id: f489bcbdd9 (このIDを非表示/違反報告)
抹茶プリン - 話面白かったです。更新頑張ってください。 (2018年9月11日 21時) (携帯から) (レス) id: 522dc39055 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:natumiko x他1人 | 作成日時:2018年9月9日 17時

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