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月夜の世界 ページ24

「…なにって、資料の確認を」







「休むよう言われていましたよね」






そういわれると何も言えず黙る。








それを見た彼はひと刺し指を目の前で立てて少し怒ったように







「そんなことしてはいけませんよ、あなたが体調を崩したら悲しむ人はいるのですよ」









「そうかなぁ」







「ええ、もちろん!僕もその一人ですよ」







そう言って自然に抱きしめられたのでまったく反応も出来なかった。






「…心配してるんですよ」






普段より少し低い声で耳にささやかれる。






ゼロ距離過ぎて耳の違和感は体を固くするしか耐える方法がなかった。






「マスター」





そう言って離れたのを感じて体を強ばらせるのをやめる。







「徹夜は、ほどほどにしてくださいね」







立ち上がったエンフィールドは私の頭をかるく撫でて少し笑う。








「…分かったよ」






撫でられた頭をかるく自分で触り確認してしまったが見られたかもしれないと思い慌てて手を下におろす。







ちらりと彼を見るが私が取り出した紅茶をスプーンですくってポットに入れていた。








…なにやってんだか、私。








「あれ、紅茶飲むの」








「ええ、せっかくなので僕が淹れますよ。実はべス先輩がマスターに淹れていたのを見て僕もマスターに淹れたいと思いまして」









そう言って楽しそうに水を入れているのを見て何も言えなかった。









淹れたいというのなら任せるか、







「…あーと、じゃあお願いできるかな?」









「はい!任せてください!」





そう言って手際よく支度をし始めたので邪魔しては悪いと思い席について待つことにした。

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設定タグ:千銃士 , 夢小説   
作品ジャンル:恋愛
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natumiko(プロフ) - 抹茶プリンさん» 返信が遅れてしまい申し訳ありません。わざわざコメントをありがとうございます!気楽にやるので生暖かい目で見てくださいね (2018年9月13日 0時) (レス) id: f489bcbdd9 (このIDを非表示/違反報告)
抹茶プリン - 話面白かったです。更新頑張ってください。 (2018年9月11日 21時) (携帯から) (レス) id: 522dc39055 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:natumiko x他1人 | 作成日時:2018年9月9日 17時

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