約束〜promise〜 ページ20
「そっか…じゃあ、これ食べたら？私が好きなもの！」
そういってスナイダーにオレンジが入ったクッキーを手に取って差し出す
「…ふむ、頂こう」
そういって素直に受け取りエンフィールドが入れた紅茶を口に運ぶ。
その次にクッキーをほおばった。
「…どう？」
「…悪くない」
そういわれてほっとする
険しい顔をしていたので心配だったのだ
「そっかーよかった！」
そういってスナイダーに笑いかけたが無表情のままなのでホントに考えていることが分からない
「マスター！僕も食べていいですか！」
それを見ていたエンフィールドがキラキラした眼で見てきた
かわいいなこいつ
「もちろんいいよ！」
そういうと嬉しそうに手を伸ばすが次の瞬間スナイダーが全部取って口に詰め始めた
「ちょっとスナイダー！何してるんだい！」
少し顔をしかめるエンフィールドはスナイダーの腕を引っ張るが左手にクッキーをうつして渡させないようにしている。
「…食べたかっただけだ」
そういってリスのように素早く食べるのを見て何だか笑ってしまう。
まさか彼の口からサクサクと言う音が聞けるとは思わなかった。
「あははっ、分かった分かった。エンフィールド、また今度焼いてあげるからその時に食べようね」
「いいんですか！？」
そういうとしょぼくれていた顔が一気に嬉しそうにしたためこちらも嬉しい。
するとスッとスナイダーがエンフィールドにクッキーを1枚渡した
「これを渡す。だから別に作らなくてもいいだろう」
「…スナイダー！君ってやつは…」
そう言ってあきれたようにそれを受け取る彼には理解できているのだろうが私はさっぱりわからない。
「うーん、じゃあまたこの3人で紅茶のもうか。クッキーも焼いて」
「…そうですね、それならスナイダーも文句はないよね」
大量に食べたクッキーを消化するべく紅茶を一気に飲んでいる彼が食べ終わるまで二人で見つめる。
出した答えは、
「まあ…いいだろう」
であった。
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natumiko(プロフ) - 抹茶プリンさん» 返信が遅れてしまい申し訳ありません。わざわざコメントをありがとうございます！気楽にやるので生暖かい目で見てくださいね (2018年9月13日 0時) (
レス) id: f489bcbdd9 (このIDを非表示/違反報告)
抹茶プリン - 話面白かったです。更新頑張ってください。 (2018年9月11日 21時) (携帯から) (レス) id: 522dc39055 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：natumiko x他1人 | 作成日時：2018年9月9日 17時
