友人帳17話 ページ18
にゃんこに乗せてもらって、一旦、霧が沼まで突っ切る。
犬神様はちっさくなってるから私が抱えてる。
夏目「A！大丈夫か！？」
『これぐらいなら平気！！それよりも、あれって…！！』
斑「あぁ、さんとを狙っておった。どうやらみくりが地霊に憑依されたようだ。」
そう、にゃんこは走りながら言う。
地霊は怒りや憎しみを好む。みくりが憑依されたのも、確かに筋が通っている。
しかし、それはつまり、それだけみくりはさんとのことを恨んでいるということだ。
『会いにいかないほうが、良かったのかもしれない…。』
余計に怒らせてしまうかもしれない。
どれだけ、さんとがみくりのことを想っていても、届かないこともある。
妖も所詮は人間と同じなのだ。
斑「…どうする夏目。」
さんと「みくり〜〜！！」
夏目「…っ行く！」
斑「どうなっても知らんぞ！！」
夏目がそれでも行くと言うから、私はある決心をした。
代々、私の家系は妖力なんぞ持っていない家系だとそう言ったが、それは違う。
大昔の私の先祖は確かに強大な妖力を持っていた。
なぜなら、私の家系は人狼の家系なのだ。そう、元々は妖怪の家系であった。
しかし、代々人間と混ざりあってきたからか、生まれてくる子の妖力もだんだん弱まり、妖力なんぞ無かったことにされていた。
そんな時に、生まれたのがこの私だ。強大な妖力を持ち、人狼にまで変化できる。
つまり、妖怪でいけば、この家の当主は一番強い妖力を持つ私になる。
そんな危険因子を誰が放って置くだろうか。もちろん色んな人(←主に親戚)に追いかけ回された。その件については親が大富豪で良かったと思う。
その人たちから身を隠すため、この地に来たと言っても過言ではない。
＿＿＿＿＿＿
やっと、霧が沼に着いたようだ。
霧が沼はその名の通り、とても霧深い。
夏目「寒いな…夏じゃないみたいだ…。」
『………。』(考え中)
夏目「A…？どうした？どこか体調が悪いのか？」
ニャンコ先生「大方、さっきの瘴気にでも当てられたのではないか？」
夏目「…！？そうなのか！？」
『え、いや大丈夫だよ。にゃんこも余計なこと言うな。』
ニャンコ先生「余計な事ぉ！？」
夏目がみくりとさんとを合わせようと、みくりを呼び出そうとする。
さんとも一緒になってみくりを呼ぶが、出てくる気配は無かった。
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神楽 林檎 - とっっっても面白いです!!投稿頑張って下さい!(ここで宣伝します)私『どっちが強いかしら？【鬼滅の刃】【東京喰種】』とゆうのを書いてます！是非読んで下さい！ちなみに失敗作があるんですが、同じ題名なので･･･1話だけのが失敗作です。 (2020年5月13日 14時) (
レス) id: a7e0927490 (このIDを非表示/違反報告)
黒薔薇(プロフ) - 蓮さん» ありがとうございます(*^^*) (2020年5月13日 0時) (レス) id: 6f4ddb4419 (このIDを非表示/違反報告)
蓮 - とても面白かったです。勉強頑張ってください。投稿楽しみにしています。 (2020年5月12日 8時) (レス) id: 4672972585 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：黒薔薇 | 作成日時：2020年3月26日 3時
