14日目 ページ15
サボが向かって行ったのは、
グレイ・ターミナルと端町を繋ぐ「大門」
そこに到着すると、大門は王族の命で固く閉じられ、空けられないように軍隊が警備していた。
それでも立ち向かって行ったサボだが、相手は武装した大人…かなうわけがなかった。
道端でうずくまって泣くサボに、声をかけた黒いマントの男がいた。
「・・・どうした少年」
サボ「この火事の犯人は王族と貴族なんだ‼
この町はゴミ山よりもイヤな臭いがする……‼
人間の腐ったイヤナな臭いがする……‼!
ここにいてもおれは自由になれない……‼!
おれは……貴族に生まれて恥ずかしい‼‼」
その瞬間、ドラゴンは海に佇んでいたある少女のことを思い出した。
“私の故郷には自分の故郷のことを嫌っている少年がいる。…私の弟です。貴族に生まれたのにもかかわらず、ひとりで飛び出して…周りの大人とは違う考え方をする。
もし…あの子が自分でそこから羽ばたくことができたら、手助けしてあげてくれませんか。”
そういってその少女は消えた。
ドラゴンは、その少女の弟とはこの少年のことではないかと思った。
ドラゴン「……わかるとも……
おれもこの国に生まれた…‼
しかし…まだおれにはこの国を変えられるほどの力がない……‼」
サボ「おっさん…おれの話を…聞いてくれんのか…。」
ドラゴン「あぁ……君の話は忘れない。」
夜になり、エースとルフィが運んだ箱が、油と爆破装置だと知った時には、時すでに遅しであった。
ゴミ山からは、四方八方から逃げ手を防ぐように火が上がり、そこに住む人達は行き場を失った。
「みんな逃げろォ!‼」
「四方八方から火の手が‼」
「ここにいちゃあ助からねェ‼!」
「家を捨てて逃げろォ〜〜〜〜‼‼」
しかも、ゴミ山の焼却を手伝い、この仕事が終われば貴族にしてやろうと言われていたブルージャム海賊団達は裏切られ、今回の火事の罪をなすりつけられた上で、ゴミと共に焼き殺されようとしていた。
その中を、
エース「走れルフィ!‼」
ルフィ「エーズゥゥゥ!‼」
エース「なんとかなる!おれがついてる‼
(……姉貴っ‼‼サボっ‼‼ルフィはおれが守るから…‼‼)」
「ドラゴン…‼準備が出来ティブルわよ‼‼」
ドラゴン「あぁ…。」
約束は守ろう……海の少女よ。
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月花 - 映画番見ました！面白かったです、更新楽しみにしてます。 (2020年3月29日 14時) (
レス) id: 23cb55ce5b (このIDを非表示/違反報告)
プリン - ハマりました！！ 更新楽しみにしてますー！ (2020年2月18日 0時) (レス) id: f23dc3d6e5 (このIDを非表示/違反報告)
夢竜(プロフ) - すごく面白いです！更新頑張ってください！ (2020年2月8日 16時) (レス) id: 2674e8aa46 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：黒薔薇 | 作成日時：2020年2月7日 23時
