13日目 ページ14
エースside
姉貴が出航してから随分経つ。
姉貴がここをおれらよりひと足…いやふた足も早く出ることを聞かされた時はおれもルフィも泣いて。
姉貴も泣いてた。
出航まぎわで姉貴は言ったんだ。
“君たちが出航する際には必ず会いにくるね！”
サボもおれもルフィも必ず海に出るって誓った！！
だけど、サボはあいつに連れていかれちまった…。
“お父さん、わかった。何でも言うとおりにするよ、言う通りに生きるから！！
この二人を傷つけるのだけは、やめてくれ！！お願いします･･･、大切な兄弟なんだ！！！”
おれらの代わりになったんだ…。
おれは叫んだ。
“…おい…！？行くなよ！！振り切れ！！俺たちなら大丈夫だ！！！一緒に自由になるんだろ！！？これで終わる気か！！？
サボ〜〜〜〜！！！”
その後、おれらはブルージャムに捕らえられて。
ブルー「貴族に生まれるなんて事は、頑張って出来る事じゃねぇ、祝福の星の下に生まれるって事だ。あいつの事は忘れてやりな。それが優しさってモンだ。兄弟に思うなら放っとくのが奴の為さ」
そう言われて、納得はしなかった。
海へ出ると誓った仲間だったから。
そして、ルフィもおれも、殺さない変わりに仕事を手伝うように言われた。
仕事とは、サボの父親からの依頼で、ゴミ山に”箱”をまんべんなく置いていくというものだった。
その箱の中身は知らない。
サボside
ごめんなねぇちゃん。
おれ…約束を守れないかもしれねェ‼
『高町』へと帰ってきたサボは、ここの全てに反吐が出そうだった。
ステリー「初めましてお兄様！ステリーと言います8歳です。お兄様のお噂は兼ね兼ね聞いて…」
サボ「……？……誰だ？」
両親はすでにサボの代理として、貴族の子の中から優秀な子供を養子として引き取って育てていた。
サボは、この腹黒で欲深い差別主義者の義弟が、自分の地位を奪うことや、自分の事を悪く言われても別に腹は立たなかった。
たった一つだけ許せないことがあった。
ステリー「この国の”汚点”は”全部”燃やすって言ったろ」
サボ「！！？……人もか！！？」
サボは窓から飛び降り、グレイ・ターミナルへと走り出した。
サボ「(エース！！ルフィ！！この町はイカれている！！これから人が死ぬと知ってもメシを食い、勉強しろと言う。ゴミ山から逃げろ！！この国の人間達は今夜！！国の汚点を焼く捨てる気だ！！！)」
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月花 - 映画番見ました！面白かったです、更新楽しみにしてます。 (2020年3月29日 14時) (
レス) id: 23cb55ce5b (このIDを非表示/違反報告)
プリン - ハマりました！！ 更新楽しみにしてますー！ (2020年2月18日 0時) (レス) id: f23dc3d6e5 (このIDを非表示/違反報告)
夢竜(プロフ) - すごく面白いです！更新頑張ってください！ (2020年2月8日 16時) (レス) id: 2674e8aa46 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：黒薔薇 | 作成日時：2020年2月7日 23時
