ワンピースの世界に行ったらとりあえずご飯 その2

46日目 ページ8

サボside


この国はおれが育った国によく似ていた。


要らないものはどんな手を使ってもすべて消し去る。


あの時はおれの姉貴が助けてくれたけど、今度はおれが助ける番だ、そう思った。


革命軍に助けられた国をみながら、バルティゴに帰る。


幸い、この国はバルティゴから1時間ほどのところに位置するのでそんなに時間はかからない。


おれは革命軍に拾われた時、記憶がなかった。


唯一、育った国に帰ることだけを拒んだ。


去年17になったおれは何故か今までのことを思い出した。


おれに姉貴がいることを。


他にあと2人の声が聞こえることもある。


たが、それが誰かは分からないままだ。


いつか分かる日が来るだろうと思っている。





＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿




『ふふっ、そうしたらルフィったら自分で海に飛び込むようになっちゃったんですよ。』


ドラゴンさんの話とはルフィのことだった。


そりゃ気になるよね自分の息子のことだもん。


ドラゴン「ｸｸｯ…そうか。元気で何よりだ。」


『ルフィには会いに行かないんですか？』


ドラゴン「そうだな…いつか、会いに行こうと思っている。」


ローグタウンだなぁふへへ。←オタクグセ


『ルフィ、きっと誰だかわからないですよ笑』


ドラゴン「ふっ、そうだな。
そういえば、いつまでここにいるんだ？」


『そうですねー、親と兄には1年ぐらいかかるかなーって言ってありますけど。』


そういったら、”そんなにかかるかァ！！”って言われた。相変わらずの過保護組である。


ドラゴン「あぁ…白ひげだな。」


『えぇ。』


でんでん虫持ってるし、いつでも連絡できるから1年はここにいれる。


ドラゴン「良ければだが、部屋を用意しよう。」


『いいんですか！？』


よし、1年間革命軍にいます。←


『よろしくお願いします！！！』


ﾊﾞﾀﾊﾞﾀｯ


なんか外が騒がしいな。


“うわっなんだこいつ！！”


まてよ…今のはサボの声では？


……フード被ろう。


ｶﾞﾁｬ


サボ「ドラゴンさん〜〜！！コイツなんなんだ！？」


やっぱり。


サボ「ん？誰だ？」


ところでコイツとは？←無視


狼……黒い毛に金色の瞳に…金色の蝶…


もしかしてルシー…？


ルシー(そうだ)ｶﾞｳｯ


『ごめんなさい、その子わたしの狼です。』


サボ「うわっ…帰ってくるなり突然くっついてくるからびっくりしたな。」


そんなことしたのかお前。


ルシー(…してない)←

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