ワンピースの世界に行ったらとりあえずご飯 その2

74日目 ページ38

Aの周りのクルーがバタバタと倒れていく中、Aは焦っていた。




『(やべ、覇王色の覇気だしちゃった…。)』


みんな気絶してしまって、それに混じってエースも気絶してしまっているし、申し訳ない。


他の隊長たちにはバレてるだろうし、そのままオヤジんとこ行くか。←





『オヤジィ〜〜〜！！！』


オヤジに飛びつくと同時にバサッとAが被っていたフードが取れる。


オヤジ「帰ってきたかァバカ娘…。」


『ふふっ、うんただいま！！』


フードが取れて見えた黒髪と金色の目を見てクルーたちも納得する。


2番隊「「「オヤジィィィ〜〜〜！？！？」」」


『あれ、みんな気絶してたんじゃないの？』←


クルー「「「おまえのせいでな！！！」」」←


『あはは…びっくりさせようと思ったんだけど、あんまりにも数が多かったから…


てへ。』


その仕草に兄であるクルーたちはやっぱり可愛いと思い、許してしまうのであった。


エース「うェ…なんだよ今のは…。」


やがてエースも起きてきて、もうビックリ作戦は見事に崩壊目前である。


『あぁ…作戦が…。』


オヤジ「仕方ねェなァ…。」


『こうなったら……、』


オヤジからﾋｮｲっと降りて、今度はエースの元に走っていくA。


そして、やはり目の前には元スペード海賊団であろうクルーが立ちはだかる。


「「エース隊長にっ！！」」


『もう邪魔なの』


立ちはだかるクルーたちを、Aは軽快なジャンプで飛び越えて、エースの元へと降り立つ。


「「エース隊ちょっむぐっ」」


マルコ「黙ってろい。大丈夫だ。」


走り出そうとしたクルーをマルコが止める。


そのマルコも姉弟の再会が気になってAの方を見る。


エース「んん…？誰だテメェ…？」







『あら、そんな言葉遣いをマキノさんから教わったの？』






エース「っ！！なんでそのこと知ってんっ…！！


姉貴ィィ〜〜〜〜！！？」←



びっくりしてフリーズするエース。



「「「姉貴ィィィィ！？！？」」」←



こちらもびっくりして開いた口が塞がっていない。


『こんにちはエース隊長。
わたしはこの船の0番隊隊長です。
そして、わたしの弟はこの船の2番隊隊長です。』


エースは徐々に目を見開く。


『ふふっ…久しぶりだねエース！』ﾆｺ


ｶﾞﾊﾞｯ


『うわっ』


エース「ねぇち”ゃん〜〜！！」泣


そして、何故か感動の再会に隊長までもが涙するのだった。


いや何故。←

75日目→←73日目

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す